とてもインパクトがある「オペラ座の怪人」のテーマ。
あの不穏なオルガンのサウンドが真っ先に浮かびますが、ミュージカルの「オペラ座の怪人」は全てが名曲といってもいいほど素晴らしいメロディの宝庫です。吹奏楽のアレンジも一つ一つ印象が違うので、じっくり選んでみては?
オペラ座の怪人:arr.ヨハン・デ・メイ
ヨハン・デメイ編曲による15分の大作アレンジ楽譜です。音楽の喜怒哀楽のすべてをこの一曲で表すのではないかと思われるほど、表情豊かな一曲。
インパクトのあるテーマ曲はもちろん、軽快で楽しいリズムや、切ないメロディーなど、原曲の魅力そのままに詰め込んだアレンジは聴く人を魅了するでしょう。
終盤に現れるテーマ曲から続く、しみじみと美しいエンディングは聴く人の心を打ちます。
穏やかに始まりフェイドアウト気味に終わりますが、吹奏楽の低音の美しさやハーモニーのすばらしさが実感できる美しいアレンジです。
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[吹奏楽-輸入譜] オペラ座の怪人: The Phantom of the Opera 作曲:アンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber) 編曲:ヨハン・デ・メイ(Johan de Meij) 編成:中編成 グレード:4 演奏人数の目安:35人 ※原則として各楽器1名(optionalは-1、div.は+1)で算出 演奏時間:15分20秒 出版社:モレナール・エディション(Molenaar Edition) |
「オペラ座の怪人」セレクション:arr.ウォレン・バーカー
こちらも12分の大作アレンジ。ウォレン・バーカーの編曲で、上記のデ・メイ版より全体的に力強さがあり、曲の始まりや終わりは吹奏楽ならではの華やかさを感じさせます。
印象的なテーマ曲から始まるので、聴衆が早く「オペラ座の怪人」の世界に引き込まれるでしょう。
シンセサイザーが効果的に使われているので、PAを入れて演奏した方がより演奏効果が得られると思います。
デ・メイ版とは収録曲も若干異なるので、より好きな曲が入っている方を選んでください。
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[吹奏楽-輸入譜] 「オペラ座の怪人」セレクション: Phantom of the Opera, Selections From 作曲:アンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber) 編曲:ウォレン・バーカー(Warren Barker) 編成:中編成 グレード:4+ 演奏人数の目安:31人 ※原則として各楽器1名(optionalは-1、div.は+1)で算出 演奏時間:12分0秒 出版社:ハル・レナード(Hal Leonard) |
「オペラ座の怪人」より、ミュージック・オブ・ザ・ナイト
フィギアスケートでもよく使用される名曲を、トランペットソロでフィーチャーした編曲です。
原曲で主人公が女性への想いを切々と歌う美しいアリアを、トランペットが歌い上げます。クラリネットやほかの楽器でのソロでもステージ映えするでしょう。
派手なところがある曲ではありませんが、柔らかく、優しさと切なさが入り交じるメロディーは、吹奏楽コンサートのアンコールなどにもピッタリです。
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[吹奏楽-輸入譜] 「オペラ座の怪人」より、ミュージック・オブ・ザ・ナイト: The Music of the Night (Solo Trumpet Feature) 作曲:アンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber) 編曲:カルヴィン・カスター(Clavin Custer) 編成:中編成 グレード:4 演奏人数の目安:33人 ※原則として各楽器1名(optionalは-1、div.は+1)で算出 演奏時間:5分30秒 出版社:ハル・レナード(Hal Leonard) |
「オペラ座の怪人」メドレー
印象的なテーマ曲から始まり、吹奏楽のダイナミックさがよく表現された一曲。その後もメリハリのきいた曲調のアレンジになっています。
エンディングのミュージック・オブ・ザ・ナイトも、やや華やかにアレンジされていますが最後は静かに締めくくられます。
グレードを抑えて編曲されたメドレーですが、名曲はしっかり収録されているので、初中級バンドにオススメ。より小編成のバンドにはフレキシブル版もあります。
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[吹奏楽-輸入譜] 「オペラ座の怪人」メドレー: The Phantom of the Opera (Medley) 作曲:アンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber) 編曲:ジョニー・ヴィンソン(Johnnie Vinson) 編成:小編成 グレード:3 演奏人数の目安:28人 ※原則として各楽器1名(optionalは-1、div.は+1)で算出 演奏時間:6分30秒 出版社:ハル・レナード(Hal Leonard) |
「オペラ座の怪人」ハイライト
小編成で「オペラ座の怪人」を演奏したいときにオススメの楽譜がこれ。もともと出版されていたグレード3の吹奏楽アレンジを元にフレキシブル編成に再編された版です。
5パート+打楽器の編成で演奏できるようになっているので、吹奏楽団の人数や楽器によって構成アレンジが可能になっています。人数が制限されるサロンコンサートなどにもピッタリ。
グレードを押さえてあるとはいえ、テーマ曲も迫力あるアレンジで聴く人を引きつけます。学校の発表会などでもオススメの一曲です。
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[フレキシブル小編成-輸入譜] 「オペラ座の怪人」ハイライト: Highlights from Phantom of the Opera 作曲:アンドリュー・ロイド・ウェバー(Andrew Lloyd Webber) 編曲:ジョニー・ヴィンソン(Johnnie Vinson) 編成:小編成 グレード:2+ 演奏時間:6分30秒 出版社:ハル・レナード(Hal Leonard) |
吹奏楽の低音の魅力を伝える「オペラ座の怪人」
テーマ曲のみならず、オペラ座の怪人には低音楽器が活躍したり、低音でのハーモニーが奏でられる場面がしばしば現れます。どのアレンジもそのようなシーンが出てきますから、低音部のレベルをあげるのにふさわしい曲ともいえるでしょう。
「オペラ座の怪人」を知らなくてもメロディーは知っているという人がいるほど、多くの人に愛されている曲を吹奏楽で演奏してみませんか。
吹奏楽を柱とした音楽出版社として2008年に設立いたしました。 「フォスター」という単語には、育てる・育成するといった意味があり、日本の吹奏楽をもっと元気に楽しく発展させていきたいという思いをこめています。みなさまのブラバンコンシェルジュとして、様々な情報を発信していきます。