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吹奏楽で楽しむスタジオジブリの音楽〜作品別オススメ楽譜

久石譲氏をはじめとする作曲家が手掛けたジブリ音楽はどれも素晴らしい作品ばかり!演奏会でも人気の高い楽曲です。
作品別にオススメの吹奏楽アレンジ楽譜をご紹介しますので、演奏会の選曲にお役立てくださいね。

目次

となりのトトロ

「となりのトトロ」~コンサート・バンドのためのセレクション~| arr. 後藤洋

久石譲氏作曲の「となりのトトロ」の楽曲をメドレー形式に編曲したものです。イントロは『風のとおり道』をフルートソロにより静かにはじめ、そこから打って変わって『さんぽ』の快活なテンポに切り替わります。
そこから再び『風のとおり道』に戻りますが、イントロとは異なり、金管楽器を多用した華やかな曲調になっています。そこから『ネコバス』の快活なテンポへと再び切り替わります。曲調の異なる楽曲を交互に取り入れることで聴く人を飽きさせない作品になっています。そして最後は定番の『となりのトトロ』で締めくくります。
久石譲氏による素晴らしい原曲を無理なくアレンジした内容になっています。

となりのトトロ(GHIBLI-in-JAZZ Series)|久石譲 / 渡部哲哉

あの愛くるしいトトロのテーマ曲「となりのトトロ」をカウント・ベイシー風のミディアムスウィングで。曲やアレンジの良さもさることながら、スウィングの基礎を身につけるのにも最適です。

ほかに、風の通り道、ねこバスほか、GHIBLI-in-JAZZ Seriesでは6曲のアレンジが出版されていますので併せてチェックしてください。

風の谷のナウシカ

交響組曲「風の谷のナウシカ」3章| arr. 森田一浩

イメージアルバム〉をフル・オーケストラの演奏で再収録した〈風の谷のナウシカ・シンフォニー〉から選ばれた3曲が、ほぼ原曲どおりのスタイルで編曲されています。編曲の依頼者である埼玉県立伊奈学園中学校吹奏楽部、及び宇畑知樹先生の意向で、当初は3曲をつなぎ合わせたかたちで編曲しましたが、楽譜のレンタル化に際して、それぞれの曲をフル・サイズに拡大し、組曲スタイルにまとめ直しました。

ナウシカ・レクイエム(映画「風の谷のナウシカ」より)|久石譲 / 渡部哲哉

原曲はとても静かで心にしみるような曲ですが、これをアルト・サクソフォン、トランペットとトロンボーンをフィーチャーしたディキシーランド・ジャズにアレンジ。お客様の拍手をいただいて、明るく楽しいステージにできるアレンジです。

ハウルの動く城

「ハウルの動く城」より、世界の約束・人生のメリーゴーランド

「ハウルの動く城」から代表的な2曲を吹奏楽アレンジした楽譜です。全体的に難しいテクニックは要さず、初心者の多い楽団にも適した譜面になっています。
『世界の約束』は木村弓氏作曲の作品で、「ハウルの動く城」のヒロイン・ソフィが歌う美しい曲です。流れるようなメロディーなので、吹奏楽でも難しい技術を要することなく歌いやすいようにアレンジしてあります。
『人生のメリーゴーランド』は久石譲氏の作品で、吹奏楽アレンジではピアノソロや各パートのSoliを取り入れており、無理のない編曲で原曲の雰囲気を壊さないようなアレンジにしてあります。演奏者が表現を付けやすい編曲になっているのでさまざまな演奏表現が可能となっています。

吹奏楽のための交響的ファンタジー「ハウルの動く城」| arr. 後藤洋

宮崎駿のアニメーション映画『ハウルの動く城』(2004)の音楽をもとにした、吹奏楽のための壮大なファンタジー。2005年、石川県能美市立根上中学校吹奏楽部(顧問・田中一宏先生)のために、コンクール自由曲として編曲されました。

もののけ姫

「もののけ姫」セレクション| arr. 森田一浩

『アシタカせっ記』『TA・TA・RI・GAMI』『アシタカとサン』をメドレー形式にまとめた吹奏楽アレンジ楽譜です。
『アシタカせっ記』は低音楽器による導入部、木管楽器を多用した主旋律により原曲の荘厳なイメージを残しつつ違和感のない吹奏楽アレンジになっています。『TA・TA・RI・GAMI』は金管楽器の不安感をもたらす主旋律とパーカッションや木管楽器による刻みが組み合わさって不安な曲調を保ちつつ疾走感のある曲です。
『アシタカとサン』はフルートをはじめとする木管楽器によるイントロやオーボエのソロで静かに始まり、金管楽器もメロディーに加わることで壮大な曲に編曲されています。

「もののけ姫」ファンタジック・シーン 交響組曲「もののけ姫」より|arr. 森田一浩

1997年公開のアニメーション映画「もののけ姫」(宮崎駿監督)の音楽を担当した久石譲自らがオーケストラ組曲(全8曲)として新たに作られた交響組曲「もののけ姫」を原曲とした吹奏楽編曲版。〈第五章シシ神の森〉〈第七章黄泉の世界〉 〈第四章もののけ姫〉を題材に作られた、前述メドレーの姉妹作品ともいえるメドレー形式の楽曲です。

天空の城ラピュタ

「ラピュタ」~キャッスル・イン・ザ・スカイ~|arr. 森田一浩

「天空の城ラピュタ」で登場する挿入曲を含めた代表曲をメドレー形式に仕上げた吹奏楽アレンジ楽譜です。空から降ってきた少女、スラッグ渓谷の朝、ハトと少年、ロボット兵、竜の穴、君をのせての6曲を吹奏楽アレンジしたメドレー形式の作品です。
多くの曲を採用しているのでさまざまな曲調を楽しむことができ、「天空の城ラピュタ」の世界を思い出しながら聴くことができます。こちらの編曲も多くのパートで主旋律が登場するので、表情豊かな演奏が可能です。

《楽器紹介のための》君をのせて|久石譲 / 江原大介

1986年、スタジオジブリの作品「天空の城ラピュタ」のエンディングテーマです。アレンジは、近年素晴らしい作品を書いていらっしゃる江原大介さんにお願いしました。

全体的に小編成のバンドで演奏出来る事。そして、楽器紹介としても演奏会で使えるスコアになっています。ピアノのパートは、なくても演奏可能です。そして、人数が少ないバンドは、先生がピアノのパートを演奏していただければ・・・いろんなパートをカバー出来るかと思います。シンプルなメロディーなのでメロディーを受け渡す練習、ハーモニーの練習にも良いでしょう。ユニゾンなども多いので3年生がバンドを引退するときなどにソロやソリでコンサートを盛り上げても良いかも知れません。(オリタノボッタ)

千と千尋の神隠し

「千と千尋の神隠し」ハイライト |久石譲 / 遠藤幸夫

「あの夏へ」「底なし穴」「竜の少年」「仕事はつらいぜ」「ふたたび」「帰る日」の6曲を、シンフォニックスタイルにアレンジしたメドレーです。

トンネルのむこうにある不思議の町へ迷い込み、たくましくなって戻ってくる千尋の冒険を実感していただける作品で、永遠のレパートリーとお勧めする一曲です。

スピリティッド・アウェイ「千と千尋の神隠し」より|久石譲 / 森田一浩

埼玉県立伊奈学園総合高校吹奏楽部、顧問の宇畑知樹教諭による構成を基に、作曲家 森田一浩氏が、2010年に発表。コンクールでは、同年第58回全日本吹奏楽コンクールの自由曲として伊奈学園OB吹奏楽団が演奏し注目を集めました。

起伏に富んだ音楽構成で、特にクライマックスに登場するオルゴール風の〈いつも何度でも〉からクロスオーヴァーして〈ふたたび〉へ受け継がれ、一気にエンディングまで到達する流れの美しさは、原曲をも超えた卓越した手法で大きな感動をもたらします。

スタジオジブリ・アニメ・メドレー

「スタジオジブリ・アニメ・メドレー」は宮崎駿監督が手掛けた映画の代表曲をメドレー形式に編曲した作品です。メドレーに取り入れた代表曲以外の曲もモチーフとして組み込まれており、メドレー全体を通して多くのジブリ楽曲を楽しむことができます。
メドレーの流れとして、「となりのトトロ」より『風のとおり道』がイントロで始まり『となりのトトロ』と『さんぽ』に続きます。楽しく元気よく演奏できるような編曲になっています。さらに「天空の城ラピュタ」より『君をのせて』、「風の谷のナウシカ」より『風の伝説』が登場します。優雅で美しい旋律とハーモニーに仕上がっています。そして「千と千尋の神隠し」より『いつも何度でも』、最後は「崖の上のポニョ」の主題歌でメドレーを締めくくります。
メドレーにありがちな不自然な繋ぎを解消し、違和感なく聴くことができるものになっています。主旋律が多くのパートで登場するので曲の表情が豊かになり、打楽器も充実させることで快活なリズム表現を可能にしています。また、8分ほどの演奏時間でまとめられているのでコンクール等でも使用することができます。

ジブリ音楽は聴きごたえのある名曲ばかりですが、その多くが比較的シンプルで演奏しやすい曲なので初心者の多い吹奏楽団でも多用されます。
ここではジブリ音楽を原曲のイメージを大切にしつつメドレー形式に仕上げた編曲楽譜を紹介しました。これらの楽譜で演奏して、ジブリ音楽の良さを改めて感じながら演奏してみませんか?

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