吹奏楽とアンサンブルで旅するエンニオ・モリコーネの世界

イタリアを代表する世界的な映画音楽の巨匠、エンニオ・モリコーネ氏。
「ニュー・シネマ・パラダイス」、「海の上のピアニスト」など、500作品以上の映画とTVの音楽を手掛け、イタリア・オペラにも通じる甘やかで美しいメロディは、映画ファンのみならず世界中の音楽ファンをも魅了してきました。
その色褪せない名曲の数々をぜひ吹奏楽、アンサンブルで楽しんでください。

「海の上のピアニスト」ハイライト｜arr. 金山徹

豪華客船の中で生まれ「1900 (ナインティーン・ハンドレッド)」と呼ばれた天才ピアニストの物語。
1998年の公開以来、映画のみならずサウンドトラックも不動の人気を誇る不朽の名作です。劇中の４曲をメドレーにまとめました。

• 1900のテーマ：　1900’s Theme
• 1900マッドネスNo.1：　1900’s Madness #1
• ピーチェリン・ラグ：　Peacherine Rag
• シップス・アンド・スノー：　Ships and Snow

「ニュー・シネマ・パラダイス」ハイライト （3Sax+Piano）｜arr. 井澗昌樹

エンニオ・モリコーネの「ニュー・シネマ・パラダイス」のサウンド・トラックから3曲をメドレーにしました。バリトン・サクソフォンをフィーチャーした情感溢れるで、低音の魅力をお楽しみください。

• ニュー・シネマ・パラダイス：NUOVO CINEMA PARADISO
• 愛のテーマ：TEMA D’AMORE
• 初恋：PRIMA GIOVENTU

愛を奏でて（映画「海の上のピアニスト」より）｜モリコーネ, E / arr. 内田祥子

映画「海の上のピアニスト」のメインテーマ。カルテット・スピリタスのために書かれた編曲で少々難易度は高くなっていますが、美しく手応えのある作品に仕上がっています。

ガブリエルのオーボエ（映画「ミッション」より）〜ソロとバンドのための｜ arr. ロバート・ロングフィールド

1986年ロバート・デニーロ主演の映画「ミッション」のために作曲した楽曲です。メインテーマとして使用され、モリコーネはこの曲でBAFTAとゴールデングローブ賞を受賞しました。最も忘れがたいオーボエのメロディの一つとしても、歴史に残っています。

このアレンジのソロ部分は、オーボエだけでなく、フルート・クラリネット・トランペット・アルトサクソフォーンにも対応。伴奏も大変美しく書かれており、コンサートにお薦めの1曲です。

「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ〜フレキシブルソロとバンドのための｜arr. ロバート・ロングフィールド

ニュー・シネマ・パラダイスは、1988年に公開されたジュゼッペ・トルナトーレ監督によるイタリア映画で、シチリアの小さな村を舞台に、映画に魅せられた少年の成長と、映写技師との心温まる交流を描いた作品です。

特に、この主題曲「Nuovo Cinema Paradiso」は、美しく感動的なメロディで知られ、郷愁溢れる映画の雰囲気が見事に表現されています。

ロバート・ロングフィールドがソロと吹奏楽のためにアレンジしました。ソロはオーボエ・フルート・クラリネット・トランペット・アルトサクソフォーンに対応しているので、さまざまなソリストで楽しめます。

エンニオ・モリコーネの作品はほかにも海外出版社から数多く出版されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
モリコーネの多彩な才能をもっと知りたい！という人は小室敬幸さんのこちらの記事もオススメです♪