「レイダース・マーチ」を吹奏楽で！映画「インディ・ジョーンズ」おすすめ楽譜

1981年に公開された「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」から「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」まで、40年以上世界で愛され続けているディズニー映画『インディ・ジョーンズ シリーズ』。2023年6月30日には15年ぶりの最新作「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」が公開されることもあり、再び注目を集めています。また、東京ディズニーシーにあるアトラクションの「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー：クリスタルスカルの魔宮」は乗ったことがある方も多いのではないでしょうか？

本記事では、そんな『インディ・ジョーンズ シリーズ』から、主題曲「レイダース・マーチ」をはじめ編成・グレードごとにおすすめの吹奏楽楽譜をご紹介します。

『インディ・ジョーンズ シリーズ』の楽曲は、世界中の人に愛されるSF映画の超大作「スター・ウォーズ（STAR WARS）」で知られるジョン・ウィリアムズが作曲しています。

軽快なリズムと突き抜けるようなファンファーレ、優美なメロディーが壮大な冒険を想起させるこの楽曲は、定期演奏会などのコンサートホールでの演奏はもちろんのこと、野外のイベントステージやパレードにもピッタリ。世代を越えて愛される映画音楽をライブラリーに加えてみてはいかがでしょうか。

極小編成やアンサンブルにも対応した易しいアレンジから原曲に忠実な上級者向けアレンジまで、複数の編曲をリストアップしました。あなたのバンドにぴったりの楽譜を見つけてくださいね。

吹奏楽ーフレキシブル

レイダース・マーチ（映画「インディ・ジョーンズ」主題曲）：ジョン・ウィリアムズ / ポール・ラヴェンダー

最小５パート＋打楽器で演奏できるこのアレンジなら10人前後でも無理なく演奏することができ、特に小編成の初心者バンドさんにおすすめです。

『インディ・ジョーンズシリーズ』の主題曲「レイダース・マーチ」が、難易度を下げてアレンジされており、原曲よりも調を下げて無理のない音域に設定し、中間部もカットしてマーチ部分のみが編曲されいるので、運動会などの行進曲としても活用できるでしょう。通常の管楽器アンサンブルや吹奏楽はもちろんのこと、同属楽器だけでのアンサンブルにも対応しているので、演奏会をはじめ楽器紹介やロビーコンサートなどさまざまな場面で使えるでしょう。

吹奏楽ー中編成

「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」組曲：ジョン・ウィリアムズ / ラルフ・フォード

第4作『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』（2008年公開）の楽曲で構成された組曲です。

木管楽器が中心の怪しげな雰囲気から始まり、木管楽器の低音と高音の掛け合いが物語を進めていきます。中低音の重厚感ある演奏から美しく厚みのあるフレーズへと変化し、最後は主題曲の「レイダース・マーチ」で華やかなフィナーレを迎えます。映画の世界観をそのまま楽曲に落とし込んだ、ストーリー性のあるアレンジです。

グレードは３に抑えられているものの、しっかりと聞き応えのある名アレンジとなっています。

吹奏楽ー大編成

マットの冒険（「インディ・ジョーンズ/ クリスタル・スカルの王国」より）：ジョン・ウィリアムズ / ポール・ラヴェンダー

『インディ・ジョーンズ／クリスタル・スカルの王国』に登場したインディの相棒キャラクター、マット・ウィリアムズのテーマ曲。実はインディ・ジョーンズの息子ヘンリー・ジョーンズ三世であるという衝撃の展開でした（この記事冒頭でYouTubeを貼り付けたユニバーサル公式音源動画で、インディの右下にいるバイクに跨っている青年がマットです）。

軽快で華やかな木管楽器のメロディで明るく幕が上がります。軽やかな速いパッセージが多く、コミカルなメロディも見え隠れします。ところどころでレイダース・マーチの主題が織り込まれているのも映画ファンのうれしいポイント。夢を追い求める若々しい力に満ちたマット青年を象徴する楽曲です。

レイダース・マーチ（映画「インディ・ジョーンズ」主題曲）：ジョン・ウィリアムズ / ポール・ラヴェンダー

『インディ・ジョーンズ シリーズ』のメインテーマ「レイダース・マーチ」を、原曲キーのまま吹奏楽大編成にアレンジ。大編成ならではの豊かな音色と厚みのあるハーモニーが特徴です。オーボエ・イングリッシュホルンとバスーン・コントラバスーンは３パート。ハープ、チェレステ（ピアノ可）などが含まれますので、団体の人数編成や所有楽器をお確かめの上、ご検討ください。

誰もが知る有名な主題だけでなく、しっとりと聴かせる間奏も織り込まれており、映画のエンドロールを見ているかのような編曲になっています。インディ・ジョーンズの世界にどっぷりと浸れる楽曲です。

公式音源「レイダーズ・マーチ」を聴いてみよう

ユニバーサルミュージックが公式音源としてオーケストラバージョンのレイダース・マーチを公開しています。
2008年、ジョン・ウィリアムズが自らタクトを振って収録されたものです。フル音源でインディ・ジョーンズのワクワクドキドキの世界観を味わってみましょう！