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アンサンブルで親しもう バッハ&ヴィヴァルディ

後期バロックを代表する2人の偉大な作曲家は奇しくも同じ7月28日にこの世を去りました。

アントニオ・ヴィヴァルディが1741年、ヨハン・セバスチャン・バッハはその9年後1750年のことでした。

年齢も7歳違いでほとんど同じ時代を生きた2人は、今でこそ音楽史に燦然と輝き高い評価を得ているものの、今のように多くの人に親しまれるようになったのは20世紀に入ってからのこと。にわかには信じられませんよね。それから現代に至るまで、今私たちが親しんでいるクラシック音楽界にもたらした功績は改めて説明するまでもありません。

どちらも多作な作曲家で、知れば知るほど奥が深く何度演奏しても新しい発見があるはず。大作曲家が残した膨大な音楽の片鱗をアンサンブルで深掘りしてみては?

目次

G線上のアリア|バッハ, J.S./ arr. 渡邊一毅

「G線上のアリア」は、J.S.バッハの管弦楽組曲第3 番BWV1068のうちの1曲。もともとのニ長調ではなく、ヴァイオリンのG線のみで演奏出来るハ長調に移調されたものを下敷きに、オーボエを独奏楽器に見立ててアレンジしました。

  • 作曲: バッハ, J.S.
    編曲: 渡邊一毅
  • 演奏形態: 木管3重奏(Ob./Bb Cl./Bsn. )
  • グレード: 2+
  • 演奏時間: 4分0秒
  • FME-0181(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2012/08/22

フランス組曲第5番|バッハ, J.S./ arr. かとうまさゆき

宮廷トランペット奏者の娘でソプラノ歌手の新妻に結婚のプレゼントとして『フランス組曲』は作曲され、『アンナ・マグダレーナの音楽帳』に残されています。

この時期『インベンションとシンフォニア』『平均律クラヴィア曲集』『イギリス組曲』などの鍵盤楽器のための名曲が作られていますが、いずれも高い教育的価値を持っています。

  • 作曲: バッハ, J.S.
    編曲: かとうまさゆき
  • 演奏形態: クラリネット4重奏(Eb Cl./Bb Cl. 1/Bb Cl. 2/Bs.Cl. )
  • グレード: 3
  • 演奏時間: 8分30秒
  • FME-0322(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2015/10/15

イタリア協奏曲|バッハ, J.S./ arr. 柏原卓之

原曲はチェンバロのための3楽章の協奏曲で、今日たいへん親しまれているバッハの鍵盤作品です。チェンバロとピアノのみならずほかのアンサンブルにも広く編曲、演奏されています。

技術的にも音楽的にも難易度の高い作品ですが、多くの方に取り組んでいただきたい名作です。

  • 作曲: バッハ, J.S.
    編曲: 柏原卓之
  • 演奏形態: サクソフォン8重奏(S.sax. 1/S.sax. 2/A.sax. 1/A.sax. 2/T.sax. 1/T.sax. 2/B.sax. 1/B.sax. 2 )
  • グレード: 5
  • 演奏時間: 13分0秒
  • FME-0125(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2011/07/14

「インヴェンション」より 第1番、第13番|バッハ, J.S./ arr. 高嶋圭子

バッハの作品には、自身が教会のオルガン奏者であったことも起因してかオルガンのために書かれた作品が実に多く残されています。そのサウンドはトロンボーンアンサンブルの重厚な響きにも良く合います。

インヴェンションは、それ自体が2声体で書かれているためか、3人以上のアンサンブルで演奏されることはあまりありません。ピアノ学習者にとってはおなじみのインヴェンションですが、これをきっかけに、さらに多くの方々にアンサンブル曲として愛好されることを期待しています。

  • 作曲: バッハ, J.S.
    編曲: 高嶋圭子
  • 演奏形態: トロンボーン4重奏(Trb. 1/Trb. 2/Trb. 3/Bs.Trb. )
  • グレード: 3+
  • 演奏時間: 5分0秒
  • FME-0306(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2015/11/19

協奏曲「四季」より「夏」III. プレスト|ヴィヴァルディ, A / arr. かとうまさゆき

「四季」はヴィヴァルディの最も代表的な作品として知られています。

この「夏」の第3楽章には「雷様が怖いのももっともだ。空が晴れ渡る頃には、成長した麦はなぎ倒され、すべての実のりは台無しになっている。」というソネットが書き記されています。夏の嵐を思い浮かべながら演奏してみては

グローリア ニ長調〜いと高きところに神に栄光あれ|ヴィヴァルディ, A / arr. 三國可奈子

ヴィヴァルディは25歳の時、当時イタリアの中でも音楽の英才教育に力を入れていた養育院の一つ、ピエタ女子養育院へヴァイオリン教師として赴任します。その後、作曲家として器楽曲から声楽まで幅広い分野の作品を残し、合奏の指揮も執りました。

この曲は作曲年数ははっきりしないものの、各声部の音域が高く、女声四部のために書かれたものとされ、したがってヴィヴァルディがピエタに勤めていた頃の作品の一つではないか、と推測されています。

合唱部を演奏する人数も、譜面通りでなくてかまいません。さらに、器楽合奏と合唱隊は舞台上での立ち位置を工夫することでより良い演奏効果が得られます。

この曲を演奏される各団体でオリジナルの演奏形態を目指して、楽しく演奏ください。

  • 作曲: アントニオ・ヴィヴァルディ
    編曲: 三國可奈子
  • 演奏形態: サクソフォン10重奏(【Choir】/1st A.sax. :div./2nd T.sax. :div.//【Orchestra】/3rd S.sax./4th S.sax./5th A.sax./6th A.sax./7th T.sax./8th B.sax.)
  • 演奏時間: 2分30秒
  • FME-0391(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2018/09/27
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