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個性豊かな木管楽器の魅力を伝えるアンサンブル楽譜5選



幅広い音域と音色の木管楽器は、アンサンブルコンテストでも大活躍!
ピッコロからサックス、ホルン、ときにストリングベースも含んだ広い音域とさまざまな音色でのアンサンブルは、少人数でも豊かで聞き応えのある演奏となるでしょう。
今回はコンテストでも人気の高い5作品をピックアップしてみました。

目次

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ブエノスアイレスの春|ピアソラ, A / arr. 吉田亘

タンゴの革命児ともいわれたアストル・ピアソラ。バイオリンが印象的なピアソラのタンゴ原曲を、吉田亘氏が木管8重奏にアレンジしました。
タンゴ独特の歯切れのよいリズムに始まり、穏やかなメロディーへ、そして終盤に現れる速いリズムと、5分間の中で次々とテンポが変わります。
喜びの中にどこか憂いを感じるのは、ブエノスアイレスの春が一年の終わりに近いからでしょうか。
この編曲は、松戸市立第四中学校吹奏楽部の委嘱で生まれました。同校が2002年11月に初演し、2003年の第26回全日本アンサンブルコンテストにおいて金賞を受賞しています

ブエノスアイレスの春

作曲:アストル・ピアソラ (Astor Piazzolla)編曲:吉田亘 (Wataru Yoshida)

  • 編成: 木管8重奏(Fl. (change to Picc.) / Ob. / Bb Cl. 1 / Bb Cl. 2 / S.Sax. (change to A.Sax.) / T.Sax. / B.Sax. / String Bs.)
  • グレード: 4+
  • 演奏時間: 5分0秒
  • FME-0001 フォスターミュージック
  • NAXOSで聞く


パガニーニの主題による狂詩曲|ラフマニノフ, S / arr. 吉田亘

題名は知らなくても、映画やテレビなどどこかで誰もが耳にしたことがある「パガニーニの主題による狂詩曲」。この名曲を、吉田亘氏が木管8重奏に編曲。ピアノと管弦楽で有名な曲を、柔らかな木管アンサンブルの響きで楽しめるようにしました。
木管楽器の魅力を伝えるような、速いテンポながら美しく音が流れる前半を経て、なじみのあるメロディーが現れます。
5分間の中に大自然の雄大さや力強さ、軽やかさを感じさせるアンサンブル曲は、コンテストなどにもぴったり。4+のグレードですが、ぜひ挑戦してみてください。

パガニーニの主題による狂詩曲

作曲:セルゲイ・ラフマニノフ (Sergei Rachmaninov)編曲:吉田亘 (Wataru Yoshida)


交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(抜粋)|シュトラウス, R / arr. 齋藤淳

高校吹奏楽指導者として、また編曲者として名高い齋藤淳氏。吹奏楽編曲「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(全曲)も知られています。
その齋藤氏が20分近い原曲から抜粋し、5分ほどのアンサンブル曲に仕上げました。
第32回全日本アンサンブルコンテストでの、埼玉県立大宮高等学校吹奏楽部の演奏が、参考音源CDに収録されています。
Flute 、Oboe 、Bb Clarinet、 Horn 、Bassoon、 String Bassのわずか6つの楽器のみで、原曲の奇妙な音階やテンポなどのおもしろさを損なわず、かつ上品さも残した編曲となっています。

交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」(抜粋)

作曲:リヒャルト・シュトラウス (Richard Strauss)編曲:齋藤淳 (Jun Saito)


「小組曲」より、IV. バレエ|ドビュッシー, C / arr. 高田利英

ドビュッシーがピアノ連弾のために書いた「小組曲」。なかでも軽やかな4番目の曲“バレエ”を高田利英氏が木管アンサンブルに編曲しました。
2Flute、2Bb Clarinet、Saxophone(AATB)と、とても組みやすい楽器編成の8重奏になっています。
グレード3で3分なので、基礎練習などにもピッタリ。愛らしさもあるので、小学生のアンサンブルにもよいでしょう。楽しく明るい曲調で、小さな演奏会やコンサートのオープニングなどにもオススメです。

「小組曲」より、IV. バレエ

作曲:クロード・ドビュッシー (Claude Debussy)編曲:高田利英 (Toshihide Takada)

  • 編成: 木管8重奏(Fl. 1 / Fl. 2 / Bb Cl. 1 / Bb Cl. 2 / A.Sax. 1 / A.Sax. 2 / T.Sax. / B.Sax. )
  • グレード: 3
  • 演奏時間: 3分0秒
  • FME-0099 フォスターミュージック
  • NAXOSで聞く


朧幻想|成田勤

2007年6月、川口市アンサンブルリベルテ吹奏楽団のサクソフォン奏者、上田寛氏の委嘱により作曲。同年11月、埼玉県アンサンブルコンテストに於いて、同団のメンバーにより初演。
「視覚効果」というテーマから、この『朧』という 1つの言葉を思い浮かべ、『月』『桜』『街』といった3つのイメージを描写した作品です。
「楽器の持ち替え」という条件ということもあり、やや特殊な楽器編成となっておりますが、チャレンジし甲斐のある1曲です。

朧幻想

作曲:成田勤 (Tsutomu Narita)

  • 編成: 木管4重奏(Picc. & Fl./ Eb Cl. & Bb Cl./ S.Sax. & A.Sax./ A.Cl. & C.A. Cl.)
  • グレード: 4+
  • 演奏時間: 4分50秒
  • FME-0373 フォスターミュージック
  • 関連情報:試聴する


アンサンブルで木管の豊かな表現を磨きましょう

フルート、クラリネット、オーボエ、ファゴット、ホルン、そしてサックス・・・、音色も機構も音の大きさも違う楽器が混在する木管アンサンブルではひとりひとりの音色を活かすことがとても重要です。
バランスをとるのが難しい木管アンサンブルですが、同じ楽器同士で演奏するときとは違う、変化に富んだハーモニーを感じられるのが木管アンサンブルの最大の楽しみ。ほかの楽器の音をよく感じることで、自分の楽器の新しい魅力を発見することができるでしょう。
組み合わせの自由なフレキシブルアンサンブル楽譜も充実してきていますので、ぜひそんな楽譜も活用してみて下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた次回。

 
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