樽屋雅徳小編成作品集をYouTubeにて公開しました。樽屋氏の人気作品を全日本吹奏楽コンクール小編成部門の編成と制限時間を基準に、オーケストレーションおよび構成を改訂した5作と書きおろしの1作の全6曲です。
演奏はこれまで樽屋氏と数々のコラボレートしてきた加養浩幸先生率いる土気シビックウインドオーケストラです。音だけではわからない楽器の配置などにも注目してご覧ください。
また、フォスターミュージックのYouTubeをチャンネル登録していただきますと、新着公開時に通知が届きますので、ぜひ登録してくださいね。
- 演奏:土気シビックウインドオーケストラ
- 指揮:加養浩幸
- 収録:2021.3.20,21@東金文化会館
- 録音撮影:ケイレコード http://krecords.net/
無辜の祈り<コンポーザーズ・カット・エディション>
2013年9月、東日本大震災から2年半が経とうとしていた東北を訪れた際の印象が「奇跡の一本松」「再び海へ」「ほんとうの幸福」の3部構成で綴られた作品です。無辜(むこ)=何も罪のない人々、街、ものが、深い傷を負い苦しい現実と戦いながらも心から笑顔になれる日が一日でも早く訪れますようにと祈る気持ちが込められています。
乱世の神威 幸村<コンポーザーズ・カット・エディション>
曲は月夜を現す印象的な鍵盤楽器のフレーズに始まり、「大坂夏の陣」で幸村が徳川の軍勢に討ちかかる場面から最期までを大きく3つに分けて構成されています。
篠笛で奏でても雰囲気が出るメロディで徳川の軍勢に討ちかかるまでの幸村の覚悟を描き、太鼓、木管や金管の掛け合いにより家康をも脅かす幸村の勢いを描いています。Eup.ソロにより誉め讃えられる幸村のテーマをゆったりと歌い上げ、やがて木管群が受け継ぎ金管も加わり感動的なエンディングを迎えます。
樽屋氏ならではストーリー感溢れる名作
想ひ麗し浄瑠璃姫の雫<コンポーザーズ・カット・エディション>
ねぶた音階、津軽三味線のイメージを織り込み、義経の伝説の壮大さや浄瑠璃姫の姫との切ない恋物語をイメージして作曲された樽屋ワールドを存分に味わえる人気作。一途な浄瑠璃姫の思いが胸に迫ります。
大人気作品をより身近に取り組んでいただけるよう、全日本吹奏楽コンクール小編成部門の編成と制限時間を基準に、オーケストレーションおよび構成を改訂しました。
マレーン姫の金の首飾り<コンポーザーズ・カット・エディション>
グリム童話の一編。ラプンツェルやなでしこと共通し、とある国の王子を恋仲にとなった姫君が塔に幽閉されるシチュエーションから始まります。曲はそんなマレーン姫の一途な思いとしたたかさが描かれています。
比較的高難度の作品なので、今まで小編成作品を物足りなく感じていた皆さんにチャレンジしていただきたい1曲です。
みたまのふゆ ~天明の代官 庄川杢左衛門物語~<コンポーザーズ・カット・エディション>
樽屋氏の地元銚子市で、80周年記念事業として2014年8月に公演された市民ミュージカル曲のハイライト版。
物語は江戸時代、浅間山が噴火し農作物の不作により天明の大飢饉が起こり、食糧難に苦しむ領民を救った代官が庄川杢左衛門を描きました。
ミュージカルならではの場面転換が楽しめる作品で、現行版と併せて聴いていただきたい1曲です。
ロンドンデリー変奏曲
樽屋作品の中でも珍しい1曲。
誰もが知る「ロンドンデリーの歌」が華やかな変奏曲に仕立て上げられました。少々難易度は高めの作品ですが、コンクール、コンサートに、マーチングでもぜひ取り組んでいただきたい1曲です。
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吹奏楽を柱とした音楽出版社として2008年に設立いたしました。 「フォスター」という単語には、育てる・育成するといった意味があり、日本の吹奏楽をもっと元気に楽しく発展させていきたいという思いをこめています。みなさまのブラバンコンシェルジュとして、様々な情報を発信していきます。