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追榮祥 アンサンブル新譜案内(2021年7月)

フォスターミュージックから初リリースとなる追榮 祥(おいえ しょう)氏のアンサンブル楽譜3タイトルをご紹介します。どこか懐かしさを感じさせるエスプリの効いた3作品、ぜひたくさんの方に演奏していただければと思います。

目次

追榮祥 Sho Oie|プロフィール

コントラバス演奏や室内楽、吹奏楽の作編曲を中心に活動を展開。

コントラバスを小室昌広、櫻井 茂、渡辺 玲雄各氏に、作曲・和声法を高畠 亜生氏に師事。

第19回TIAA全日本作曲家コンクール室内楽部門入賞、APSA作曲コンペティション第一位。上野学園大学演奏要員。

sho-oie
Sho Oie : Contrabassist,Composer | Wind ensemble ArrangerContrabassist,Composer | コントラバス奏者、作編曲を主軸に音楽活動を展開。吹奏楽への編曲/浄書なども受け付けております。

サクソフォンアンサンブル

下町小景|サクソフォン4重奏

下町で人々が賑わう印象をサキソフォンカルテットの小品というかたちで表現しました。

下町に暮らす人々のにぎにぎとした活気、商店街や路地裏に垣間見れる歴史の厚み、そういった質素であるが、味わい深い風情を作品から感じ取っていただければ幸いです。

  • 作曲: 追榮祥(Sho Oie)
  • 演奏形態: サクソフォン4重奏(S.Sax. / A.Sax. / T.Sax. / B.Sax. )
  • グレード: 4
  • 演奏時間: 6分50秒
  • FME-0494(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2021/07/21

ジャパルディ「春」|サクソフォン5重奏

ヴィヴァルディの「春」をベースにした作品で、緩徐的な中間部には日本の春にちなんだ、春の海(宮城道雄)、春が来た(岡野貞一)、花(滝廉太郎)のフレーズを取り入れて展開させた、思わずニヤッとしてしまうアレンジとなっています。

サクソフォンクインテットFive by Fiveさんの委嘱で作曲、2016年10月26日に初演されました。1st Album「Five by Five」にも収録されていますので、そちらも是非お聴きいただければと思います。

https://www.five-by-five.tokyo/product-page/five-by-five

金管アンサンブル

三つの心象|金管5重奏

音楽が持つイメージを楽章名に冠した3楽章からなる組曲。

1 諧謔 ( Jest ) – Allegro con brio
主要動機を細かく発展させることで、せせこましく動き回る人間の滑稽さを喩えています。

2 不安 ( Anxiety ) – Lento
主旋律の穏やかな進行に対して、和音的な緊張が加わることにより、心の平静が妨げられる様を表しています。各楽器のベルトーンの入りは、はっきりと発音し、クレッシェンドの按配を揃えることで、和声的な緊張をより有効に表現することが出来るでしょう。

3 焦燥 ( Nervousness ) – Vivace
複数のリズムが慌ただしく絡み合うのが特徴的な楽章です。細かな拍子変化に注意することは大切ですが、フレーズ単位で捉えることで、音楽的な説得力がより強力なものになるかと思います。

  • 作曲: 追榮祥(Sho Oie)
  • 演奏形態: 金管5重奏(Trp. 1 / Trp. 2 / Hr. / Trb. / Tuba )
  • グレード: 4+
  • 演奏時間: 7分00秒
  • FME-0495(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2021/07/21
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