週末はお花見?吹奏楽の桜ソング、集めてみました
さて、3月も今日で終わりだというのに、なかなか温かくならず、近所の桜のつぼみもまだ固いまま・・・。ですが、こちら関東近郊では桜まつりもそろそろ開催されるようで、週末はお花見を予定されている方もいるのでは?
そんなわけで、本日は桜にまつわる吹奏楽曲を集めてみました。
桜華幻想: The Cherry Blossom Fantasy
福島弘和
2005年3月、群馬県立前橋東高校の委嘱を受けて作曲されました。
「和風な曲」というオーダーから桜をイメージして作ったとのこと。
当初は桜そのものを表現するつもりだったそうですが、桜にまつわる芸術作品に触れて、桜を眺める人の心を描くことにしたそうです。
「花開く桜の姿が生きる力を呼び起こす」と福島氏も語っていますが、私も今年も1年頑張ろうと思えるのは桜のおかげだなぁと春が来る度に思います。
コンクールでも人気のこの作品、そんな思いも込めて演奏していただけたらと思います。
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桜華幻想: The Cherry Blossom FantasyFMP-0005 フォスターミュージック (fostermusic Inc.) ●作曲:福島弘和 (Hirokazu Fukushima) ●編成:吹奏楽中編成 ●演奏人数の目安:38人~ ●グレード:グレード3+ ●演奏時間:7分56秒 |
第5交響曲 – さくら: Fifth Symphony – Sakura
リード, A
洗足学園大学創立70周年記念委嘱作品。1995年に浜松で開催された第7回世界吹奏楽大会で初演されました。
日本の吹奏楽の発展に多大なる功績を残したリード氏、その熱い想いが凝縮された作品です。
3楽章から成る交響曲で、2楽章では「さくら」の旋律をテーマに展開してゆきます。
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第5交響曲 – さくら: Fifth Symphony – Sakura012366120 モレナール・エディション (Molenaar Edition) ●作曲:アルフレッド・リード (Alfred Reed) ●編成:吹奏楽大編成 ●演奏人数の目安:46人~ ●グレード:グレード6 ●演奏時間:21分30秒 |
桜満開超特急に乗る先生(先生、さくら急行に乗る): Sensei’s Ride On The Cherry Blossom Express
スミス, R
秋山紀夫氏の米寿を記念して「おおみや市民吹奏楽団」の委嘱で作曲された作品で、「SENSEI」とは、まさしく秋山氏を指しています。
秋山氏が住む大宮は桜の名所がたくさんあり、また、大の鉄道ファンでもあることから、桜と電車をテーマに作曲されました。
SL D51蒸気エンジンで出発した音楽の旅は大宮の駅から始まり、最も美しい田園地帯を乗り継ぎます。その景色は息を呑むほどで、有名な桜も見えてきました・・・
現代の作品でありながら郷愁を呼び起こす作品となっています。
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桜満開超特急に乗る先生(先生、さくら急行に乗る): Sensei’s Ride On The Cherry Blossom Express012-3960-00 シー・エル・バーンハウス (C. L. Barnhouse) ●作曲:ロバート・W・スミス (Robert W. Smith) ●編成:吹奏楽小編成 ●演奏人数の目安:29人~ ●グレード:グレード4+ ●演奏時間:4分19秒 |
サクラ・サクラ:
/ arr. 岩井直溥
外国の視点で描かれた「桜」が続きましたが、こちらの桜はまさにザ・花見!(笑)
花より団子、ビール片手にどんちゃん騒ぎ、といった雰囲気のノリノリなアレンジです。
アンコールにもオススメです。
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サクラ・サクラ:W2 イワイミュージック (Iwai Music Service) ●編曲:岩井直溥 (Naohiro Iwai) ●編成:吹奏楽大編成 ●演奏人数の目安:37人~ ●演奏時間:2分15秒 |
北国の春:
/ arr. 岩井直溥
●番外編
季節が都会ではわからない、という詞が出てきますが、5月まで雪が降るし、花は何でもかんでも一気に咲く北国にくらべたら、よっぽど東京の方が季節の移ろいが感じられるといつも思う北海道出身の私ですが、この歌を聞くとふるさとが恋しくなります。
北国に春が訪れるまであと1ヶ月、長い冬の終わりまではまだ遠いですね。
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北国の春:R8 イワイミュージック (Iwai Music Service) ●編曲:岩井直溥 (Naohiro Iwai) ●演奏時間:8分20秒 |
編集後記
これまで何年(何十年?)もいわゆる「春の出会いと別れ」のようなもとは無縁だったのですが、今年は子どもの保育園の先生が2人と、0才クラスからのお友達が2人も転園してしまうということで、なんだかセンチメンタルな春の訪れです。学校の先生は毎年こんな気持ちを味わっているのかな、と想像を巡らせてみたり。
子どもができて、出逢いがグッと増えましたが別れもその分増えるんだなぁと思っているところ。
そんな感傷的な季節にはやはり桜がぴったりですね。
でも、桜ソングを紹介するならもっと前だったかな、といまさら思ったり・・・(汗
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた次回。(ま)
吹奏楽を柱とした音楽出版社として2008年に設立いたしました。 「フォスター」という単語には、育てる・育成するといった意味があり、日本の吹奏楽をもっと元気に楽しく発展させていきたいという思いをこめています。みなさまのブラバンコンシェルジュとして、様々な情報を発信していきます。