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作曲家 島田尚美インタビュー 『かごめ変奏曲』

作曲家の島田尚美(しまだ なおみ)氏のインタビューをお届けします。
誰もが知っている童謡「かごめかごめ」を編曲した『かごめ変奏曲』。
島田先生の作曲家としてのストーリーも語っていただきましたので、ぜひご覧ください!

目次

繰り返し変容されていく童謡「かごめ」をひも解く

-作曲のテーマをおしえてください。
楽器を始めて間もない中学生の方でも、楽しんで演奏していただけるよう、どなたでも知っているわらべ歌を題材に作曲をしようと思い、取り組んでみました。
童謡「かごめかごめ」は、単なるこどもの遊び歌だけではなく、呪いの歌詞、または外国の国旗ルーツなどまで、この童謡にまつわる逸話が存在します。
この作品中においても、静かな雰囲気から、ワルツ、リズミックな動きをもつ場面があり、「かごめかごめ」のテーマが繰り返し変容されていきます。


-作曲の際にどういうことを意識しましたか?
曲中、どの部分でも『かごめ』の一部分を変容して作り上げることに意識して作曲しましたので、演奏される際に読み解いていただけると嬉しいです。


かごめ作曲

-この曲を演奏する方たちへのメッセージやアドバイスをお願いします。
この作品は『かごめ』のテーマが様々な雰囲気の中で変容されます。個々の持つイメージを大事にして演奏していただきたいと思います。

クライマックスの作曲は自分でも驚くほどドキドキしている

-吹奏楽との出会った時期、最初に吹奏楽作品を書くきっかけをおしえてください。
学生時代は帰宅部で、吹奏楽とはほとんど接点がありませんでしたが、学校を卒業し就職した頃、親戚に吹奏楽の課題曲公募に応募してみたら、と勧められたのがきっかけです。


-作家としての喜びや、やりがいを感じるときはどんなときですか?
自作を演奏してくださるときは最高の喜びを感じます。また作曲をしている時のことですが、クライマックスの部分を書いている際、自分でも驚くほどドキドキして楽しんでます。


島田尚美(しまだ なおみ)

-反対に、辛いなと感じるときはどんなときですか?
冒頭の4小節を書く際は最も神経を使っている気がします。1週間は書き直しを繰り返して過ごしています。辛いとは思いませんが、勉強不足の自分を一番自覚する時間です。


-今後の挑戦したいことなどがあればぜひおしえてください!
これまで、幼い子供たちにリトミックや音楽指導をしたり、エレクトーンの講師をしてきた中で、楽しい音楽やカッコイイ音楽、様々な音楽のジャンルを経験してきました。その経験を今後作品の中で活かせたらいいなと思います。


-ありがとうございます。島田尚美先生の今後の作品も楽しみにしています!

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