クラシック音楽としても知られる「白鳥の湖」。この名曲が吹奏楽で演奏できるようアレンジされました。耳になじみのある曲はコンクールのみならず、コンサートにもピッタリの曲です。
バレエ音楽「白鳥の湖」より第一幕第1場「情景」: Swan Lake: Act1 – No.1 SCENE
バレエ「白鳥の湖」は、王子ジークフリートの成年を祝うシーンで幕が上がります。第一幕は王子の成年式の祝宴が描かれますが、その導入にふさわしい、華々しく軽やかな音楽で、喜びに満ちあふれたシーンを感じさせます。
速いテンポでリズミカルな旋律の繰り返しは、吹奏楽の華やかさを十分に感じさせるアレンジ。ワクワクするような気持ちの高ぶりとともに、なに不自由なく育った王子を感じさせます。
[吹奏楽-レンタル譜] バレエ音楽「白鳥の湖」より第一幕第1場「情景」: Swan Lake: Act1 – No.1 SCENE 作曲:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (Peter Ilyich Tchaikovsky) 編曲:鈴木英史 (Eiji Suzuki) 編成:中編成 グレード:5 演奏人数の目安:41人 ※原則として各楽器1名(optionalは-1、div.は+1)で算出 演奏時間:1分32秒 出版社:フォスターミュージック (fostermusic Inc.) |
バレエ音楽「白鳥の湖」より第三幕第18場「情景」: Swan Lake: Act3 – No.18 SCENE
第三幕は王子の花嫁探しの舞踏会シーン。第18場では、まず恋を知った王子の切なさが表現されます。そしてファンファーレのあと、悪魔ロットバルドとオディール(黒鳥)が登場。第二幕で愛を誓ったオデット(白鳥)にそっくりなオディールを見て王子の心が揺らぎます。
よく聴く白鳥のテーマが速いテンポでどことなく妖しく演奏されます。それがオディールのテーマ。オディールのテーマ曲をオデットのテーマに似せることで、二人がとてもよく似ていることを音楽でも表現しています。
短い場面ですが、吹奏楽の技術だけでなく、オデットとオディールの違いなどを表現できるとよいでしょう。
[吹奏楽-レンタル譜] バレエ音楽「白鳥の湖」より第三幕第18場「情景」: Swan Lake: Act3 – No.18 SCENE 作曲:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (Peter Ilyich Tchaikovsky) 編曲:鈴木英史 (Eiji Suzuki) 編成:中編成 グレード:5 演奏人数の目安:40人 ※原則として各楽器1名(optionalは-1、div.は+1)で算出 演奏時間:1分50秒 出版社:フォスターミュージック (fostermusic Inc.) |
バレエ音楽「白鳥の湖」より第四幕第29場「終曲」: Swan Lake: Act4 – No.29 FINALE
第4幕はまさに「白鳥の湖」の場面です。誰もが一度は耳にしたことがある有名な音楽、白鳥のテーマが鳴り響きます。第三幕で悪魔ロットバルドの罠にはまり、オディールに愛を誓った王子ジークフリート。
しかし、それに気づいて湖に急ぎ、オディットに許しを乞うシーンから始まります。白鳥の湖のテーマが次々と現れるのが、この「終曲」。オデットが王子を許す冒頭のシーンでは優しいテーマ曲が慎ましやかに現れます。
その後は悪魔が現れるとともに緊迫感を増し、ついには大音量の白鳥の湖テーマ曲でのクライマックス。その後、テーマ曲は長調へ移調し、二人の愛の力が悪魔に勝ったことを表します。
エンディング部は、宇宙を感じるようなきらめきと、壮大な旋律で締めくくられます。編曲にあたって、オリジナルから若干のカットを加えていますが、それでも5分を超える吹奏楽版の”終曲”。コンサートの演目としてもぴったりです。
[吹奏楽-レンタル譜] バレエ音楽「白鳥の湖」より第四幕第29場「終曲」: Swan Lake: Act4 – No.29 FINALE 作曲:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー (Peter Ilyich Tchaikovsky) 編曲:鈴木英史 (Eiji Suzuki) 編成:大編成 グレード:5 演奏人数の目安:46人 ※原則として各楽器1名(optionalは-1、div.は+1)で算出 演奏時間:5分3秒 出版社:フォスターミュージック (fostermusic Inc.) |
コンクール自由曲ベストアルバム2 「白鳥の湖」(再プレス盤): fostermusic Best Collection 2 – SWAN LAKE
「白鳥の湖」のアレンジを鈴木英史のほか、石津谷治法による「展覧会の絵」「青銅の騎士」のアレンジ、広瀬勇人・樽屋雅徳・福島弘和・ 江原大介・ 坂井貴祐・ 井澗昌樹のオリジナル作品を収録。ボーナストラックは、日本人の心にしみる「ふるさと」。アンコールやコンサートの締めなどに最適です。
海上自衛隊東京音楽隊のすばらしい演奏は、聴くだけでも吹奏楽のすばらしさを実感できるでしょう。「最終的にはこのようなハーモニーになる」というのを耳で体感できるCDですから、自由曲の選曲だけでなく、音のイメージを作る練習にもご活用ください。
[吹奏楽-CD] コンクール自由曲ベストアルバム2 「白鳥の湖」(再プレス盤): fostermusic Best Collection 2 – SWAN LAKE 演奏:海上自衛隊東京音楽隊 ( Japan Maritime Self-Defense Force Band,Tokyo.) 指揮:熊崎博幸 (Hiroyuki Kumazaki), 加養浩幸 (Hiroyuki Kayou) 出版社:フォスターミュージック (fostermusic Inc.) |
「白鳥の湖」を吹奏楽で優美に演奏!
誰もが知る「白鳥の湖」を吹奏楽にアレンジしたのは鈴木英史氏。全国の学校現場などで指導を行っている鈴木氏は、アマチュアも取り組みやすい曲を多く書いています。そのため”演奏しやすくよく響く”と評判です。
「白鳥の湖」も例外ではありません。軽やかなシーンも緊迫感のあるシーンも、バレエ音楽らしく優美に演奏してみましょう。きっとオーケストラに負けない表現ができるはずです。
吹奏楽を柱とした音楽出版社として2008年に設立いたしました。 「フォスター」という単語には、育てる・育成するといった意味があり、日本の吹奏楽をもっと元気に楽しく発展させていきたいという思いをこめています。みなさまのブラバンコンシェルジュとして、様々な情報を発信していきます。