4年に一度のスポーツの祭典・オリンピック。TOKYOでどんなドラマが起きるのか、とてもワクワクしますね!
この記事では、歴代の大会を彩った吹奏楽オリジナル&編曲作品を紹介します。いずれも世界的な作曲家が手掛けた作品ばかり。選手たちに負けず劣らずのエネルギーに満ち溢れた名曲揃いです。
オリンピック✕吹奏楽 5選
オリンピックファンファーレとテーマ(1984ロス五輪)|ジョン・ウィリアムズ arr. ジェームズ・カーナウ
オリンピックといえばこのオープニングのトランペットを思い浮かべる人がほとんどではないでしょうか?
スター・ウォーズやハリーポッターシリーズの作曲としても有名なジョン・ウィリアムズ氏が1984年ロサンゼルス大会のために書き下ろした楽曲です。翌年にはグラミー賞も受賞し、誰もが知るオリンピックテーマ曲となりました。メダリストの輝かしい栄光を祝福するような壮麗なナンバー。
- 作曲: ジョン・ウィリアムズ (John Williams)
- 編曲: ジェイムス・カーナウ (James Curnow)
- 演奏形態: 吹奏楽大編成(41人〜)
- グレード: 4
- 演奏時間: 4分30秒
- 04001652(Hal Leonard)
- 収録:「絵のない絵本」土気シビックW.O. Vol.4
サモン・ザ・ヒーロー(1996アトランタ五輪)|ジョン・ウィリアムズ arr. ポール・ラヴェンダー
近代オリンピック開催100周年記念大会の公式テーマ曲は、再びジョン・ウィリアムズ氏が抜擢されました。トランペットソリストをフィーチャーした楽曲で、細かな音符がキラキラと輝きを放つアスリートたちの躍動を表現しているかのようです。
タイトルの「Summon」は「召喚」という意味。各国のヒーローが一堂に会するオリンピックという特別なイベントにふさわしい名がついています。
- 作曲: ジョン・ウィリアムズ (John Williams)
- 編曲: ポール・ラヴェンダー (Paul Lavender)
- 演奏形態: 吹奏楽中編成(37人〜)
- グレード: 4
- HL 04001644(Hal Leonard)
フォスターミュージックでは、このほかに異なる編成の3作を取り扱っています。
オリンピカ(1998 冬季・長野五輪)|ヤン・ファン・デル・ロースト
冬季オリンピックからもピックアップ。1998年長野大会を記念して長野市民吹奏楽団と指揮者稲垣征夫氏の依嘱により、ベルギーが誇る作曲家ヤン・ファン・デル・ロースト氏が作曲した作品です。
温かみのある木管パートの音色をフィーチャーした明るく軽やかな主題。中盤部は長野の雄大な自然を表現する美しいハーモニー。そして、再び主題が現れて壮大なフィナーレを迎える聴き応えのある楽曲です。
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- 作曲: ヤン・ファン・デル・ロースト (Jan Van der Roost)
- 演奏形態: 吹奏楽中編成(35人〜)
- グレード: 5
- 演奏時間: 10分12秒
- DHP 0930469-010(De Haske Publishing)
- 収録:ヤン・ヴァンデルロースト「マイルストーンズ」 リミティッド・アニヴァーサリー・エディション
ザ・オリンピック(オリンピックテーマ曲メドレー)| arr. ジョン・モス
アメリカの放送局ABCとNBCのオリンピック放送テーマ曲「Bugler’s Dream」と、ジョン・ウィリアムズが手掛けた大会公式テーマ曲3曲によるメドレーです(84年「オリンピックファンファーレとテーマ」〜88年ソウル大会「ザ・オリンピック・スピリット」〜96年「サモン・ザ・ヒーロー」)。
勇壮なファンファーレで幕が開け、各大会の華やかな主題が次々と登場する華やかな構成です。初心者バンドも挑戦しやすいグレード3。
例えば「オリンピックファンファーレとテーマ」の原曲にある主題部にある細かな音符を割愛するなど、曲のイメージはそのままに、より演奏しやすいアレンジが施されています。
- 編曲: ジョン・モス (John Moss)
- 演奏形態: 吹奏楽小編成(27人〜)
- グレード: 3
- HL 04000586(Hal Leonard)
<収録曲>
Bugler’s Dream
Olympic Fanfare and Theme
The Olympic Spirit
Summon the Heroes
東京オリンピックマーチ
1964年、前回の東京大会を彩ったのは昭和の名作曲家・古関裕而氏による行進曲です。軽快なリズムの勇壮なマーチが響く中、各国の選手団が国立競技場を行進する姿を見て日本中が心を踊らせました。2020年春スタートの連続テレビ小説のモデルとして古関氏の半生が描かれます。こちらも楽しみですね!
この楽譜は全音オンラインショップのみでの取り扱いとなっています。
東京で開催される二度目のオリンピック。記念すべき年にオリンピックにまつわる曲を演奏したことは、いつまでも思い出に残ることでしょう。音楽のチカラでオリンピックを盛り上げましょう!
吹奏楽を柱とした音楽出版社として2008年に設立いたしました。 「フォスター」という単語には、育てる・育成するといった意味があり、日本の吹奏楽をもっと元気に楽しく発展させていきたいという思いをこめています。みなさまのブラバンコンシェルジュとして、様々な情報を発信していきます。