先日、映画『ロール・ザ・ドラム!』の試写会に行って参りました!
2024年10月4日(金)より全国順次公開の作品を、ひと足お先にご紹介します♪
あらすじ
映画の舞台は1970年、スイス・ヴァレー州の小さな村、モンシュ。
地元ブラスバンドの指揮者を勤めるワイン醸造家のアロイスが、村で開かれる音楽祭のオーディション通過を目指して日々練習に励んでいたところ、アロイスの指導に疑問を呈した楽団のメンバーが、村出身でプロのサクソフォン奏者として活躍するピエールを新指揮者として呼び寄せます。
楽団員たちはあれよあれよという間にアロイス派とピエール派の二手に分かれ、やがて村全体を巻き込む大騒動へと発展してゆくのです。
実話を元に描かれた秀逸なストーリーと、それを彩る登場人物たちがみんな頼もしい!
伝統墨守(でんとうぼくしゅ)のアロイスの気持ちも痛いほどわかりますが、型にははまらず分け隔てなく仲間たちと打ち解けていくピエールも、なかなかいい味を出しています。
2人に負けず劣らずお洒落でアグレッシヴな女性陣も大変魅力的で、渋カワイイわんちゃん🐶からも目が離せません。
劇中では普段は見慣れないワイン作りに関するシーンも印象的なのですが、実はスイスは隠れたワイン大国だそう。(ワイン好きにはたまりません!)
スイス最大のワイン産地ヴァレー州の美しい自然にもぜひご注目を。音楽好き、さらにワイン好きの皆さまには余すところなくお楽しみいただける作品です。
伝統的なブラスバンドの演奏はもちろんのこと、笑いあり、青春ありの凝縮された90分間、伝統を重んじるアロイス vs 新風を巻き起こすピエール、2人が率いるブラスバンド対決の結末はいかに!?ぜひ劇場でお楽しみください♪
弊社でお買い物いただきましたお客様へはフライヤーも同封しておりますので、ぜひご覧くださいね。
予告編
劇中使用楽曲
さらば恋人よ(Bella Ciao)
「Bella Ciao」(ベラ・チャオ)は作曲・作詞者共に不明のイタリアの伝統的な歌。
起源は19世紀後半にさかのぼり、当初は過酷な労働条件に抗議する稲刈り労働者の歌でしたが、第二次世界大戦中にイタリアのパルチザン(レジスタンス運動の参加者)による反ファシスト運動で広く歌われるようになりました。
「さらば恋人よ」(イタリア語で「Bella ciao」)という繰り返しのフレーズが特徴的で、自由のために戦い、死んでいく覚悟が歌われ、近年では、ウクライナやイランなど世界中で歌い継がれ、様々な社会運動や抗議活動のアンセムとして使用されています。
Netflixのドラマシリーズ「ペーパー・ハウス」(原題:La Casa del Papel) のテーマ曲としても再び注目を集め、単なる民謡を超えて、時代や国境を越えて人々の心に響き続けています。
劇中のブラスバンドアレンジはスイスの作曲家・サウンドクリエイター:ニコラ・ラベウス氏によって手がけられておりますが、トム・スタンフォードのアレンジによる吹奏楽楽譜をご紹介します!
哀愁を帯びたメロディですが、イタリアの民俗舞踊「タランテラ」に似た躍動感のあるリズムパターンが使われています。エネルギッシュで力強く、聴く人を鼓舞するような雰囲気をもつこの曲。演奏会のレパートリーとしても、アンコールにもオススメです。
- 編曲: トム・スタンフォード
- 演奏形態: 吹奏楽小編成(24人〜)
- グレード: 3
- 演奏時間: 2分40秒
- 出版: Scherzando Music Publ. (De Haske)(2152-18-010 S)
吹奏楽を柱とした音楽出版社として2008年に設立いたしました。 「フォスター」という単語には、育てる・育成するといった意味があり、日本の吹奏楽をもっと元気に楽しく発展させていきたいという思いをこめています。みなさまのブラバンコンシェルジュとして、様々な情報を発信していきます。