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小編成吹奏楽団に最適!松下倫士注目の新作2曲

多方面にわたる活躍で、注目度の高い松下倫士氏。関わりの深い都立小山台高校吹奏楽班のために作曲した、小編成のための自由曲2曲が立て続けにレンタル開始です!

目次

心と音を合わせる松下倫士作品

ピアニストとしても名を馳せる松下倫士氏は、ピアノの魅力を“1人でメロディと伴奏ができ、どんな曲でも演奏できる!”と語っています。そして作曲は、自分の世界を一から作り出せるのが嬉しいのだとか。
“音楽家として大切なのは基礎、大事なのはよい耳と感覚”というように、さまざまなパートに心を配る耳と感覚を大事にしているようです。
伴奏ピアニストとしても活躍する松下倫士氏は、合唱や合奏でとても大切な“心を合わせる”という気持ちを身をもって体験しているのでしょう。伴奏を歌の添え物にせず、かといって出しゃばらず、歌い手とともに音楽を作り上げていく技術と心が伴奏者には必要だからです。
それを証明するように、作曲やピアノ演奏だけでなく、吹奏楽や合唱指導など活動が多岐にわたる松下倫士氏。高校生時代には吹奏楽部でファゴットを吹いていたそうで,吹奏楽経験も豊富。まだ若手の作曲家ですが、これからの活躍が楽しみです。
 

モンタージュ:Montage

都立小山台高校には大小さまざまな作品を提供しており、そのなかで2010年の吹奏楽コンクール小編成部門で初演されたのが「モンタージュ」です。
さまざまなパーツを組み合わせて、1つの作品に仕上げるモンタージュという手法は、パートごとに練習し、1つの曲を作り上げる吹奏楽に似ているのかもしれません。
そしてこの曲のメロディーも、1つの曲調やテーマがあるのではなく、さまざまなモチーフが現れ、曲調も多彩に変化していきます。緊張感に満ちた始まりから、幻想的な調べ、軽やかな踊りの音楽、重低音が響く嘆きの歌など…。 いろいろな楽器の聴かせどころが登場します。
コンクール用として技術を磨くだけでなく、吹奏楽のさまざまな表現をつかみ取るのにも適した楽譜です。フォスターミュージックから、2月レンタル開始予定!

吹奏楽のための「ランドスケープ」  Landscape for Symphonic Band モンタージュ: Montage (2017/02/01発売)
作曲:松下倫士 (Tomohito Matsushita)
編成:小編成
グレード:3+
演奏人数の目安:24人
※原則として各楽器1名(optionalは-1、div.は+1)で算出
演奏時間:6分43秒
出版社:フォスターミュージック (fostermusic Inc.)

吹奏楽のための「ランドスケープ」:Landscape for Symphonic Band

フォスターミュージックから出版されている“20人のコンクールレパートリーシリーズ”の1つ。2016年10月にレンタルが開始されたばかりの新譜です。
松下倫士氏にとっては、都立小山台高校の委嘱作品というだけでなく、自らの指揮で、第48回東京都高等学校吹奏楽コンクール小編成の部に出場し、金賞受賞した作品です。
「ランドスケープ」は、“景観を構成する諸要素”をはじめとする、複雑な意味合いをもちますが、”シンボル群や空間が作る都市そのもの”という意味も。
自然が作り出したものや人が作ったもの、さまざまな形がパズルのように組み合わさってひとつの景観を作り上げるのが、吹奏楽や管弦楽に似ていると松下倫士氏は感じたのかもしれません。
韓国を感じさせるメロディーがあるのは、交流演奏会で初めて韓国へ訪れたときの新鮮な思いをテーマにしているため。韓国の自然や町並みという景観だけでなく、素敵な仲間との出会いと別れも表されています。
心の持ちようで、風景は違って見えます。大切な仲間たちと演奏できる幸せを感じてほしいというのが、この曲に隠された松下倫士氏からのメッセージなのかもしれません。

吹奏楽のための「ランドスケープ」  Landscape for Symphonic Band [吹奏楽-レンタル譜]吹奏楽のための「ランドスケープ」:Landscape for Symphonic Band
作曲:松下倫士 (Tomohito Matsushita)
編成:小編成
グレード:3
演奏人数の目安:23人
※原則として各楽器1名(optionalは-1、div.は+1)で算出
演奏時間:6分9秒
出版社:フォスターミュージック (fostermusic Inc.)

少人数なら松下倫士の曲を演奏してみましょう!

人数の多い吹奏楽団は、さまざまな演奏が可能です。しかし、小編成には小編成のよさがあります。小編成では、一人一人の音がないと音楽が成立しません。演奏者すべてが主役といってよいでしょう。
「モンタージュ」にせよ、「ランドスケープ」にせよ、曲の表情がくるくる変わるため、小編成の吹奏楽団が実力をつけるのにぴったり。気持ちを合わせて、松下倫士氏の作品に取り組んでみてください。

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