(2021/09/17加筆修正)
サックス奏者注目の新作発売!
風の向かうところ|成田勤
サクソフォン奏者・黒川卓也氏の委嘱により、「サクソフォンの機動性を生かした曲を」とのコンセプトで作曲された作品です。
一般的にサクソフォンは吹奏楽器の中で音を鳴らし易いと言われており「風が吹けば音が鳴る」などと例えられる事がことから、「サクソフォンの音」また「その奏者」を「風」と 位置付け、タイトルがつけられました。
YouTubeには黒川氏のソロと打ち込みのオーケストラによる演奏が公開されています。併せてお楽しみください。
- 作曲: 成田勤 (Tsutomu Narita)
- 演奏形態: サクソフォンソロ(A.Sax. / Pf. )
- グレード: 5
- 演奏時間: 11分0秒
- FME-0358(フォスターミュージック)
- 発売日: 2017/05/25
ハッピー☆マッキーSAXカルテット
2010年にリーダー河西麻希の招集により結成した女性4人のSAXカルテット。
ジャズSAX奏者松元啓祐の編曲作品を中心に、楽しいを集めたライブやイベントは人気を博しています。
クラシック奏者にも取り組みやすいアレンジです。
アイ・ウィル・ウェイト・フォー・ユー~映画「シェルブールの雨傘」より|ミシェル・ルグラン arr. 松元啓祐
1964年のフランス映画「シェルブールの雨傘」の主題歌。編曲にあたってはミシェル・ルグランが自ら演奏したソロピアノアルバム、”Michel Legrand plays Michel Legrand “を参考にしました。
哀愁のある素晴らしいメロディとスリリングなジャズアレンジを楽しんで♪
- 作曲: ミシェル・ルグラン (Michel Legrand)
- 編曲: 松元啓祐 (Keisuke Matsumoto)
- 演奏形態: サクソフォン4重奏(S.Sax. / A.Sax. / T.Sax. / B.Sax. )
- 演奏時間: 3分30秒
- FME-0359(フォスターミュージック)
- 収録:アイム・ソー・ハッピー
- 発売日: 2017/05/25
コーヒールンバ|ホセ・マンソ・ペローニ arr. 松元啓祐
世界的に有名なこの曲ですが、思いのほかインストでの演奏や編曲はさほど多くないように思います。今回は原曲の雰囲気そのままに編曲しました。
ノリやすく楽しい曲ですので、ぜひライブなどで会場の皆さんとともに楽しんでもらえたらと思います。
- 作曲: ホセ・マンソ・ペローニ (Jose Manzo Perroni)
- 編曲: 松元啓祐 (Keisuke Matsumoto)
- 演奏形態: サクソフォン4重奏(S.Sax. / A.Sax. / T.Sax. / B.Sax. )
- 演奏時間: 3分0秒
- FME-0360(フォスターミュージック)
- 発売日: 2017/05/25
マイ・ファニー・バレンタイン|リチャード・ロジャース arr. 松元啓祐
ジャズスタンダードとして有名なこの曲ですが、もとはミュージカル「ベイブス・イン・アームス」で発表されたミュージカル曲です。
冒頭は現在ではあまり知られていない Verse 部分から始まります。テーマに入ってからミュージカル風のシンプルな2beatでスタート、テンポや拍子をかえながらジャズ風に展開し、エンディングはもとのミュージカル風にだんだんと戻っていきます。ブルージーな部分が有名ですが、もとのミュージカルはどこか明るい部分もありとても印象的な曲です。
- 作曲: リチャード・ロジャース (Richard Rodgers)
- 編曲: 松元啓祐 (Keisuke Matsumoto)
- 演奏形態: サクソフォン4重奏(S.Sax. / A.Sax. / T.Sax. / B.Sax. )
- 演奏時間: 3分30秒
- FME-0361(フォスターミュージック)
- 発売日: 2017/05/25
ムーン・リバー(映画「ティファニーで朝食を」より)|ヘンリー・マンシーニ arr. 松元啓祐
名作「ティファニーで朝食を」の主題歌です。今回はボサノバのリズムでアレンジしました。
リズムはシンプルなボサノバですが、ハーモニーはやや複雑な面がありますので、じっくり確認してみてください。中盤とエンディングのテナーソロは、アドリブにもぜひチャレンジしてみてください。
- 作曲: ヘンリー・マンシーニ (Henry Mancini)
- 編曲: 松元啓祐 (Keisuke Matsumoto)
- 演奏形態: サクソフォン4重奏(S.Sax. / A.Sax. / T.Sax. / B.Sax. )
- 演奏時間: 2分30秒
- FME-0362(フォスターミュージック)
- 収録:アイム・ソー・ハッピー
- 発売日: 2017/05/25
編集後記
先週18日から21日まで、毎年恒例の日本バンドクリニックに出展のため浜松に行って参りました。
フォスターミュージックとしての初参加が2008年だったので、かれこれ10回目。今年はなんだかとっても感慨深いものがありました。
当初は泣きたくなるほど見向きもされなかったブースにも人が集まってくれるようになり、10年続けてようやく認知してもらえるようになったのかな、と。
「9人しかいません」というところから、「55人フルで使って特殊楽器も用意できるから大丈夫」というバンドまで、それぞれの編成やバートの力量などを伺いながら、楽曲を提案して、実際にスコアを見て音を聞いてもらえるのは、私たちにとっても楽しい時間だし、貴重な機会だなぁとあらためて思いました。
物理的ことだけでなく、選ぶ先生の音楽の好みもあるし、そんななか「これいいですね!」と言ってもらえたときは、思わずガッツポーズが出ます(笑)
さまざまなタイプの作品を提供してくださる作家さんがいてこそ成り立つ私たち出版社ですので、より多く楽曲が多くの人に演奏してもらえるよう努力を重ねていきたいなと思います。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた次回。
吹奏楽を柱とした音楽出版社として2008年に設立いたしました。 「フォスター」という単語には、育てる・育成するといった意味があり、日本の吹奏楽をもっと元気に楽しく発展させていきたいという思いをこめています。みなさまのブラバンコンシェルジュとして、様々な情報を発信していきます。