風の音 – ホルンアンサンブル
東京都文京区にある老舗輸入楽譜代理店、アカデミアミュージックさんが運営するアンサンブルレーベル「風の音アンサンブル」の新譜紹介です!
今回リリースされたのはなんと、日本ホルン界のレジェンド千葉馨氏のために作曲された黛敏郎、藤田玄播の幻のホルンソロ作品、現在の日本ホルン界を代表する福川伸陽氏の委嘱によって作曲された挟間美帆の作品、そして小林健太郎氏、三村総撤氏による4重奏から10重奏まで多彩なホルンアンサンブルなど一挙12曲!!!!
すべてフォスターミュージックにてお取り扱いしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
ホルンソロ
コンクール用小品
黛敏郎 / arr. 今井仁志
日本ホルン界の草分け的な存在で、常にホルン界を牽引し、NHK交響楽団の首席奏者として長く活躍した故 千葉馨氏。
その千葉氏が東京音楽学校時代に作曲家の黛敏郎と共に作曲したといわれている作品です。
この作品は戦後間もない1948年に作曲され、2017年に再発見されるまで誰にも知られることなく眠り続けていました。1948年に作曲されたということは、邦人作曲家による日本で最初のホルンソロ曲となります。
コンクール用小品
作曲: 黛敏郎 (Toshiro Mayuzumi),千葉馨 (Kaoru Chiba)
編曲: 今井仁志 (Hitoshi Imai)
- 編成: ホルンソロ(Hr. )
- KHNS-002 アカデミア・ミュージック
- 関連情報:「発見!幻のホルン無伴奏曲「黛敏郎・千葉馨共作」の世界初演と楽譜出版決定!」
ホルン小協奏曲
藤田玄播 / arr. 今井仁志
千葉氏が国立音楽大学をご退任されるときに開催された記念演奏会で献呈・演奏された楽曲です。当日の演奏会では吹奏楽伴奏で演奏されましたが、作曲家自身によるピアノ伴奏版があったのです!
藤田玄播氏の自筆稿と初演時の録音を基に校訂。自筆稿は「ピアノリダクション譜」「ホルンソロ譜」「吹奏楽用フルスコア」の3種類を参照。本稿では「ピアノリダクション譜」を底本とし、不明確な点を他の2つの自筆稿から補足しています。
レター・フロム・サターン
挾間美帆
2016年、アメリカのジャズ雑誌「ダウンビート」で「未来を担う25人のジャズ・アーティスト」に選出された作曲家 挾間美帆。
「Letter from Saturn」はNHK交響楽団首席ホルン奏者 福川伸陽氏の委嘱により作曲されました。
彼女の他の作品と同様、既存のクラシック曲ではなく、クラシックとジャズが見事に融合した作品です。
また、ホルン奏者にとって嬉しい特典として、福川氏による演奏上の注意点も掲載されています♪
故郷節
小林健太郎
ホルン曲の作・編曲といえば小林健太郎!コバケンの愛称で親しまれている作・編曲家の作品が登場します。ホルンを演奏する方なら一度は耳にしたことのあるこの名前。ホルン界の各方面からの委嘱作品のうち3作品が「風の音」のラインナップに登場!
ホルン4重奏
「後宮からの逃走」より 序曲
モーツァルト, W / arr. 小林健太郎
「後宮からの逃走」より 序曲
作曲: ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト (Wolfgang Amadeus Mozart)
編曲: 小林健太郎 (Kentaro Kobayashi)
- 編成: ホルン4重奏(4 Hr.)
- KHNE-017 アカデミア・ミュージック
熊蜂の飛行
リムスキー・コルサコフ, N / arr. 三村総撤
日本センチュリー交響楽団のホルン奏者 三村総撤による作・編曲作品の登場です!
三村氏は「つの笛集団」にも楽曲を提供しているコンポーザーホルンプレイヤーで、ClassicからJazzまでの幅広いスタイルを駆使した作品の演奏を得意としています。ジャンルの垣根を超え、縦横無尽に駆け巡る彼の作品は演奏する価値ありです!
ジョイ・スプリング
ブラウン, C / arr. 三村総撤
ジョイ・スプリング
作曲: クリフォード・ブラウン (Clifford Brown)
編曲: 三村総撤 (Sotetsu Mimura )
- 編成: ホルン4重奏(4 Hr.)
- KHNE-023 アカデミア・ミュージック
「愛の挨拶」の主題による3つの変奏曲
三村総撤
ふるさと
岡野貞一 / arr. 三村総撤
ホルン5重奏
ふるさと
岡野貞一 / arr. 三村総撤
ホルン10重奏
オマージュ
小林健太郎
アレキサンダー社のホルンを愛用するプロのホルン奏者10人による団体、アレキサンダーホルンアンサンブルジャパンからの委嘱を受け作曲した曲で、2005年2月、同団体の第4回定期演奏会にて初演されました。
ホルンアンサンブル作品を多く手掛けている小林健太郎の、記念すべき作曲1作目!
ジャジック!クラシック!ホルニック!
三村総撤
2015年5月31日に開催された、つの笛集団第34回定期演奏会「夢の大陸」のための委嘱作品。
「クラシックとジャズのコラボ」がテーマで、ホルン奏者に馴染み深いクラシックの旋律を、各種ジャズのスタイルへと変身させた愛嬌たっぷりのアレンジです。
吹奏楽を柱とした音楽出版社として2008年に設立いたしました。 「フォスター」という単語には、育てる・育成するといった意味があり、日本の吹奏楽をもっと元気に楽しく発展させていきたいという思いをこめています。みなさまのブラバンコンシェルジュとして、様々な情報を発信していきます。