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名作ぞろい、吹奏楽の桜ソング集めてみました【2023年版】

もうすぐ桜の季節。今年は3年ぶりのお花見解禁だそうで、お花見に行く人も行かない人も、音楽とともにお花見気分を存分に味わってはいかがでしょうか?
百花繚乱、桜にまつわる吹奏楽曲をご紹介します。

2023/03/10更新

目次

「ゆめみぐさ、まもりて」岩手県北上市 展勝地開園100周年記念

東北有数の桜の名所として知られる北上展勝地開園100周年記念委嘱作品。

北上展勝地に咲く美しい桜、それを守る桜守、展勝地の未来という3つの場面が描かれています。壮大なコラールで始まり、桜を愛でる心や人々に想いを馳せて、奥深い日本の彩りを表現しています。

  • 作曲: 八木澤教司
  • 演奏形態: 吹奏楽小編成(20人〜)
  • グレード: 3+
  • 演奏時間: 7分15秒
  • FMP-0092(フォスターミュージック)
  • 関連情報:公式サイト
  • 発売日: 2022/05/26

神宴の櫻|樽屋雅徳

精華女子高等学校吹奏楽部の櫻内教昭先生とフォスターミュージックの共同委嘱作品。

出雲に集まった八百万の神様たちが最後に立ち寄る神社として知られる、万九千神社のお話から作曲されました。

神迎えにあたる龍神祭を、宮司一人が神社近くの斐伊川の水辺で行う秘儀の様子や、祈り、神々のメロディへと受け継がれ、直会(なおらい)と呼ぶ酒宴へと展開していきます。

神が集まれば季節外れの桜も咲かせ、華々しい宴を繰り広げて華々しく幕を閉じます。

  • 作曲: 樽屋雅徳
  • 演奏形態: 吹奏楽大編成(45人〜)
  • グレード: 4+
  • 演奏時間: 7分30秒
  • FML-0309(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2022/04/14

夢の花~さくらさくらによる幻想曲|福島弘和

明治小学校の委嘱により「ソロトランペットと金管バンド」のために作曲され、出版を機に吹奏楽版に編み直されました。

主旋律だけでなく伴奏にも「さくらさくら」の主題が散りばめられた遊び心に富んだ作品で、都節(みやこぶし)、陰旋法(いんせんぽう)ともよばれる日本音階も使われており、日本の旋律触れる機会としてもオススメです。

桜華幻想|福島弘和

2005年3月、群馬県立前橋東高校の委嘱作品。当初は桜そのものを表現するつもりだったそうですが、桜にまつわる芸術作品に触れて、桜を眺める人の心を描くことにしたそうです。

「花開く桜の姿が生きる力を呼び起こす」と福島氏も語っていますが、私も今年も1年頑張ろうと思えるのは桜のおかげだなぁと春が来る度に思います。コンクールでも人気のこの作品、そんな思いも込めて演奏していただけたらと思います。

  • 作曲: 福島弘和
  • 演奏形態: 吹奏楽中編成(39人〜)
  • グレード: 3+
  • 演奏時間: 7分56秒
  • FMP-0005(フォスターミュージック)
  • 収録:ニュー・コンサート・ピース2005
  • 発売日: 2006/2/1

第5交響曲 – さくら|アルフレッド・リード

洗足学園大学創立70周年記念委嘱作品。1995年に浜松で開催された第7回世界吹奏楽大会で初演されました。
日本の吹奏楽の発展に多大なる功績を残したリード氏、その熱い想いが凝縮された作品です。
3楽章から成る交響曲で、2楽章では「さくら」の旋律をテーマに展開してゆきます。

  • 作曲: アルフレッド・リード (Alfred Reed)
  • 演奏形態: 吹奏楽大編成(46人〜)
  • グレード: 6
  • 演奏時間: 21分30秒
  • 012366120(Molenaar Edition)

先生、さくら急行に乗る|ロバート・W・スミス

秋山紀夫氏の米寿を記念して「おおみや市民吹奏楽団」の委嘱で作曲された作品で、「SENSEI」とは、まさしく秋山氏を指しています。
秋山氏が住む大宮は桜の名所がたくさんあり、また、大の鉄道ファンでもあることから、桜と電車をテーマに作曲されました。
SL D51蒸気エンジンで出発した音楽の旅は大宮の駅から始まり、最も美しい田園地帯を乗り継ぎます。その景色は息を呑むほどで、有名な桜も見えてきました・・・
現代の作品でありながら郷愁を呼び起こす作品となっています。

  • 作曲: ロバート・W・スミス (Robert W. Smith)
  • 演奏形態: 吹奏楽小編成(29人〜)
  • グレード: 4+
  • 演奏時間: 4分19秒
  • 012-3960-00(C. L. Barnhouse)
  • 収録:マインド・セット
  • 関連情報:試聴する

サクラ・サクラ| arr. 岩井直溥

外国の視点で描かれた「桜」が続きましたが、こちらの桜はまさにザ・花見!(笑)
花より団子、ビール片手にどんちゃん騒ぎ、といった雰囲気のノリノリなアレンジです。
アンコールにもオススメです。

  • 編曲: 岩井直溥
  • 演奏形態: 吹奏楽大編成(37人〜)
  • 演奏時間: 2分15秒
  • W2(イワイミュージック)

さくらのうた~フレキシブル・バンドのための(6~7パート+打楽器)|福田洋介

2012年に全日本吹奏楽コンクールの課題曲として発表されました。吹奏楽版のみならず、アンサンブル版、各楽器による独奏、そして歌詞を付けて「千年のいのち – さくらのうた」と、様々な編成で発表され、演奏されてきました。ラージアンサンブルから吹奏楽まで、幅広い編成で演奏可能なフレキシブル楽譜です。

  • 作曲: 福田洋介
  • 演奏形態: フレキシブル
  • グレード: 4
  • 演奏時間: 4分40秒
  • FLMS-87136(ブレーンミュージック)
  • 発売日: 2021/12/24

こぼれ話)まだこの作品が課題曲に決まる前に、作曲家が集まる某宴席で作者の福田さんから聞かせてもらい、参加したみんなで「いい曲だね~」と盛り上がった記憶があります。まるで親戚の子が立派に大きくなったそんな気持ちです。

北国の春| arr. 岩井直溥

●番外編

季節が都会ではわからない、という詞が出てきますが、5月まで雪が降るし、花は何でもかんでも一気に咲く北国にくらべたら、よっぽど東京の方が季節の移ろいが感じられるといつも思う北海道出身の私です。でもこの歌を聞くとふるさとが恋しくなりますね。

北国に春が訪れるのはまだまだ先、長い冬の終わりまでは遠いですね。

  • 編曲: 岩井直溥
  • 演奏時間: 8分20秒
  • R8(イワイミュージック)
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