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鮮やかな響きが魅力の金管アンサンブル〈アレンジ編〉

イギリスのブラスバンドを聴くとよくわかるように、金管楽器の包み込むような柔らかさや温かみのあるサウンドは、クラシックアレンジにもよく映えます。吹奏楽では求められることの少ない機動性のあるパッセージも実はお手の物。

金管8重奏のためにアレンジされたクラシック音楽をご紹介します。

目次

ヴォカリーゼ|セルゲイ・ラフマニノフ / 井澗昌樹

ラフマニノフの中でも最も知られた作品のひとつであるこの作品を、NHK交響楽団の金管楽器メンバーのためにアレンジしました。初演時にはバス・トロンボーンの使用を想定して書かれていますが、チューバでも演奏出来るようにしております。
和声による饒舌な表現を目指して、取り組んでみてください。

  • 作編曲: セルゲイ・ラフマニノフ / 井澗昌樹
  • 演奏形態: 金管5重奏(Trp. 1/Trp. 2/Hr./Trb./Bs.Trb. or Tuba/)
  • グレード: 3
  • 演奏時間: 5分0秒
  • 出版: フォスターミュージック(FME-0537)
  • 発売日: 2023/06/22

「白鳥の湖」によるパラフレーズ|ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー / 井澗昌樹

トロンボーン・カルテットとして編曲されたものを、NHK交響楽団メンバーのために再度編み直しました。吹奏楽版も人気の本作ですが、それぞれ違ったサウンドでお楽しみいただければと思います。

  • 作編曲: ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー / 井澗昌樹
  • 演奏形態: 金管5重奏(Trp. 1/Trp. 2/Hr./Trb./Bs.Trb. :opt. Tuba/)
  • グレード: 5
  • 演奏時間: 6分0秒
  • 出版: フォスターミュージック(FME-0539)
  • 発売日: 2023/06/22

喜歌劇《軽騎兵》序曲|フランツ・フォン・スッペ / 井澗昌樹

2013年に開催された「トランペットの魅力、大集合‼」というコンサートのためにトランペット8重奏として書かれ、出版に際し金管8重奏に再編。 原曲の魅力を忠実に再現しながら、ハイライトとしても楽しめるアレンジです。

  • 作曲: フランツ・フォン・スッペ
    編曲: 井澗昌樹
  • 演奏形態: 金管8重奏(Trp. 1 / doub. Pic. Trp./Trp. 2/Hr. 1/Hr. 2/Trb. 1/Trb. 2/Eup./Tuba )
  • グレード: 3+
  • 演奏時間: 5分0秒
  • FME-0521(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2022/07/06

カルメン・コレクション|ジョルジュ・ビゼー / 井澗昌樹

オペラの名作中の名作を「カルメン」。2つのカルメン組曲から、さらに4曲を井澗昌樹氏がチョイスして編曲しました。

“カルメン”といえば反射的に思い浮かべるメロディーの「闘牛士」、フラメンコを感じさせる「アラゴネーズ」、陽気で情熱的な「セギディーリャ」、雄々しく力強い「闘牛士の歌」と親しまれているものばかりです。

グレードは4+とやや技術が必要となりますが、5分ほどの曲なのでコンサートのオープニングなどにピッタリ。ぜひ挑戦してみてください。

  • 作曲: ジョルジュ・ビゼー
    編曲: 井澗昌樹
  • 演奏形態: 金管8重奏(Trp. 1/Trp. 2/Trp. 3/Hr./Trb. 1/Trb. 2/Trb. 3/Tuba )
  • グレード: 4+
  • 演奏時間: 5分0秒
  • FME-0100(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2010/10/27

ダウランド組曲|ジョン・ダウランド / 足立正

16世紀のイギリスの作曲家であり、リュート演奏者のジョン・ダウランド。このダウランドの歌曲3つを、足立正氏が短い組曲にしました。グレード3と、技術的にも無理のないようにアレンジされています。なんとも不思議な響きで、金管アンサンブルというより、上質なアコーディオンの演奏を聴いているような感じの一体感があります。

繰り返し聴きたくなる親しみやすいメロディーは、アンサンブルの基礎を学ぶうえでも、古典の入門曲としても最適な作品。

  • 作曲: ジョン・ダウランド
    編曲: 足立正
  • 演奏形態: 金管8重奏(Trp. 1/Trp. 2/Trp. 3 :change to Low Tom/Hr./Trb. 1/Trb. 2/Eup. :or Trb. 3/Tuba )
  • グレード: 3
  • 演奏時間: 4分0秒
  • FME-0189(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2012/08/22

ブランデンブルグ協奏曲第3番|バッハ, J.S. / 堤慎吾

バッハの代表的な管弦楽曲「ブランデンブルク協奏曲」は、元々はフランス語で「種々の楽器のための協奏曲」と記載されていたように、さまざまな管弦楽器が活躍する合奏協奏曲集です。

今回編曲した第3番は、独奏楽器群と合奏群が分離しない編成で、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ(さらに通奏低音も加わる)が3群となって協奏を行う形となっており、この編曲でもできる限り再現するために、3群をさまざまな楽器で行うことを意図してアレンジされています。

奏者の配置もいろいろ検討しながら、演奏してみると違った趣の演奏になると思います。

  • 作曲: バッハ, J.S.
    編曲: 堤慎吾
  • 演奏形態: 金管8重奏(Trp. 1/Trp. 2/Flgh./Hr./Trb. 1/Trb. 2/Bs.Trb./Tuba )
  • グレード: 4
  • 演奏時間: 8分30秒
  • FME-0076(フォスターミュージック)
  • 発売日: 2010/07/21

劇音楽「アブデラザール」組曲|ヘンリー・パーセル / 堤慎吾

劇付随音楽「アブデラザール」は、イギリスを代表する作曲家、ヘンリー・パーセルの、最晩年の作品で、同名の劇の再演にあたり、1695年に作曲されたものです。

残念ながら、劇の再演自体は失敗に終わりましたが、音楽的な評価は高く、特に「ロンド」は20世紀に至って、現代イギリスの作曲家であるベンジャミン・ブリテンの代表作「青少年のための管弦楽入門」の主題テーマとして採り上げられ、より知られるようになりました。

この編曲では、全10曲の中から、第1曲「序曲」、第2曲「ロンド」、第3曲「エア」、第5曲「メヌエット」、第6曲「エア」、第8曲「ホーンパイプ」、第9曲「エア(フィナーレ)」が抜粋されています。

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