3人でも豊かな色彩感が魅力の木管3重奏

最少編成ながらさまざまな楽器の音色が楽しめる木管３重奏を編成別にご紹介します。豊かな色彩感が魅力の木管アンサンブルを楽しんで。

木管フレキシブル３重奏

さまざまな組み合わせで演奏できる木管フレキシブルはアンサンブルコンテストでもニーズが高まっており、選曲コンシェルジュでもよくご紹介しています。バランスに注意しながらサウンド作りを楽しんでください。

ラメント｜福田昌範

2020年8月にサカイウインドシンフォニー（茨城県）の委嘱で作曲し、同年のアンサンブルコンテストにて初演されました。出版にあたり、フレキシブル対応の木管3重奏として改訂いたしました。

バッハが好きだった友人（故人）に想いを寄せ、バロック調の作品に仕上げられています。

原則として木管アンサンブル（Fl., Ob., Bsn.）、クラリネット3重奏（Cla.2, B.Cla.）、サクソフォン3重奏（A-T-B or A-A-B）を推奨しますが、バランスに気をつけていただければどんな組み合わせでも演奏可能です。

木管楽器のためのフレックス・トリオ｜フランツ・シューベルト arr. レニー・ニーハウス

大作曲家たちの名曲を4曲から抜粋したフレキシブルアンサンブル。1〜3パートともC管、Bb管、Eb管、ヘ音記号の譜面が入っており、任意の木管楽器の組み合わせで演奏が可能、さらに6,9,12人でも演奏できるように編曲されています。

【収録曲】

• 楽興の時（シューベルト）Moment Musical – F.Schubert (01:25)
• メヌエット（ベートーヴェン）Minuet – L.v.Beethoven (02:50)
• アイーダより、凱旋行進曲（ヴェルディ）Triumphal March From Aida – G.Verdi (01:45)
• 交響曲第40番より（モーツァルト）Symphony In G Minor – A.Morzart (01:50) 

春のうたメドレー｜ arr. 金山徹

基本的にはフルート、オーボエ（フルート）、クラリネットの三重奏としてですが、二番目のパートにはクラリネット、三番目のパートにはアルト・サックスのパート譜を付けてありますので、色々な組み合わせでご活用ください。
春・夏・秋・冬、共通の編成でお楽しみいただけます。

• 【Part 1】Fl.
• 【Part 2】Ob. (or Fl., Bb Cl.)
• 【Part 3】Bb Cl. (or A.Sax.) 

夏のうたメドレー｜arr. 金山徹

秋のうたメドレー｜arr. 金山徹

冬のうたメドレー｜ arr. 金山徹

フルート/オーボエ/クラリネット

スカーレット・ステップス｜福田洋介

テーマは「紅葉の上を歩く」という風景にあり、穏やかなフレーズに若干アンニュイなハーモニーとリズムを使った、ポップな響きが特徴の作品です。いわゆる7thコードが多用され、甘く時に渋い響きを醸し出しています。

ブーケ・ソネット｜福田洋介

「架空の短編小説」をテーマに、コレルリやテレマン、バッハなどのバロック器楽作品へのオマージュとして書かれた作品。バロック音楽への憧憬を込めたモチーフ展開をしています。ドラマが見える演奏を作ってはいかがでしょうか。

オーボエ/クラリネット/バスーン

G線上のアリア｜ヨハン・セバスティアン・バッハ arr. 渡邊一毅

「G線上のアリア」は、J.S.バッハの管弦楽組曲第3 番BWV1068のうちの1曲。もともとのニ長調ではなく、ヴァイオリンのG線のみで演奏出来るハ長調に移調されたものを下敷きに、オーボエを独奏楽器に見立ててアレンジしました。

黄昏アモローソ｜井澗昌樹

上野ウインドアンサンブルの委嘱によりアンサンブルコンテストのために作曲されました。木管四重奏曲「夜明け前のアンプロンプチュ」と対になる楽曲として書かれましたが、独立した作品として位置づけられています。

自分の人生を黄昏になぞらえ夕焼けの名残が鮮やかに去っていく様など、井澗氏独特の刹那的な世界観を木管3重奏で味わってください。

木管3重奏　アンサンブル楽譜一覧