みなさま、オリンピックと甲子園とコンクールでお疲れが溜まってきていませんか?
私もつい熱くなって、バドミントンを見ちゃったり、レスリングで泣いちゃったりしてペースが崩れまくっております。
さて、そんな2016年8月11日(木・祝)、今年から祝日となった山の日に南九州小編成吹奏楽コンテストが開催されました。
沖縄・大分・熊本・宮崎・鹿児島 各県吹奏楽連盟が主催となって行われるコンテストで、各県で開催された吹奏楽コンクールに出場した25人以下のバンドの中から推薦を受けた中学校・高校が出場できます。
今年で第12回を迎えるとのことですが、実は、勉強不足で初めて知りました(汗)業界の人間としてこれはいかがなものかと大いに反省した次第です。
下記にコンテストの概要と大会結果をまとめました。
※スマホからご覧の方は画面を横にして表示して頂くといくぶん見やすくなるかと思います。
規程
- 楽器編成:吹奏楽コンクールの規定に準ずる
- 演奏曲:課題曲と自由曲の2曲
課題曲とは、各県吹奏楽コンクールで審査を受けた曲 - 演奏時間:12分以内
- 人数制限:25人以下
2016年開催日程・会場
- 2016年8月11日(木・祝)
- うるま市民芸術劇場
2016年度課題曲
No. | 曲名 | 作曲 |
---|---|---|
Ⅰ | 「マーチ・スカイブルー・ドリーム」 (第26回朝日作曲賞受賞作品) |
矢藤学 |
Ⅱ | 「スペインの市場で」 | 山本雅一 |
Ⅲ | 「ある英雄の記憶」 | 西村友 |
Ⅳ | マーチ「クローバーグラウンド」 | 鹿島康奨 |
Ⅴ | 「焔」(高校のみ選択可) (第8回 全日本吹奏楽連盟作曲コンクール 第1位 受賞作品) |
島田尚美 |
※吹奏楽コンクールの課題曲と同じ
高等学校の部 結果
順 | 県 | 団体名 | 結果 |
---|---|---|---|
1 | 沖縄県 | 沖縄県立八重山高等学校 | 銅 |
2 | 大分県 | 大分県立中津東高等学校 | 銀 |
3 | 熊本県 | 熊本県立熊本商業高等学校 | 金 |
4 | 鹿児島県 | 鹿児島県立奄美高等学校 | 金 |
5 | 宮崎県 | 宮崎県立延岡星雲高等学校 | 銅 |
6 | 沖縄県 | 学校法人尚学学園 沖縄尚学高等学校 | 銀 |
7 | 大分県 | 日本文理大学附属高等学校 | 銅 |
8 | 熊本県 | 熊本県立御船高等学校 | 金 |
9 | 鹿児島県 | 鹿児島県立曽於高等学校 | 銀 |
10 | 宮崎県 | 宮崎県立日向高等学校 | 金・最優秀 |
11 | 沖縄県 | 沖縄県立向陽高等学校 | 銅 |
12 | 大分県 | 大分県立玖珠美山高等学校 | 銀 |
13 | 熊本県 | 熊本県立高森高等学校 | 金 |
14 | 鹿児島県 | 指宿市立指宿商業高等学校 | 銀 |
中学校の部 結果
順 | 県 | 団体名 | 結果 |
---|---|---|---|
1 | 沖縄県 | 本部町立本部中学校 | 銅 |
2 | 大分県 | 中津市立東中津中学校 | 銅 |
3 | 熊本県 | 八代市立第六中学校 | 銀 |
4 | 鹿児島県 | 鹿児島市立明和中学校 | 金・最優秀 |
5 | 宮崎県 | 日南市立吾田中学校 | 金 |
6 | 沖縄県 | 中城村立中城中学校 | 金 |
7 | 大分県 | 大分市立稙田西中学校 | 銀 |
8 | 熊本県 | 高森町立高森中学校 | 金 |
9 | 鹿児島県 | 曽於市立大隅中学校 | 銀 |
10 | 宮崎県 | 日南市立飫肥中学校 | 銀 |
11 | 沖縄県 | 与那原町立与那原中学校 | 銀 きらめき賞(コントラバス奏者・新垣美音さん) |
12 | 大分県 | 九重町立ここのえ緑陽中学校 | 銀 |
13 | 熊本県 | 八代市立千丁中学校 | 金 きらめき賞(トランペット奏者・内村優友さん) |
14 | 鹿児島県 | 屋久島町立中央中学校 | 銅 |
小編成はB部門という認識があり、先日、九州支部大会の開催概要をまとめたときに、B部門がないんだなぁと少し不思議に思っていたのですが、九州では小編成もA編成と同じ舞台で審査を受けていることに驚き、審査員の先生も評価がなかなか大変なのでは・・・?といらぬ心配をしてしまいました。
実は、このコンテストを知ったきっかけが甲子園のニュースで、熊本の秀岳館高校がこのコンテストへの出場を辞退したというネット新聞記事だったのですが、常総高校に勝って(常総出身の弊社スタッフがかなり悔しがっています)一番乗りでベスト4!ぜひこのまま決勝へと駒を進めて欲しい!と思ったら、準決勝の相手は私の地元北海道の北海高校・・・。ああ悩ましい。
とにかく、相当悩んで決断しただろう秀岳館高校の吹奏楽部には全力応援を届けたいです。
私ごとですが、母校はコンクールの練習のさなか野球応援も全力でやる学校で、高3の時だったか、甲子園をかけた大事な試合と(決勝じゃなかった気がしますが)地区大会がかぶってしまい、その試合の応援には残念ながら行けなかったんです。もちろん私たちも全国目指してますし(!)
その日、私たちは支部大会への切符をつかみ、野球部は敗れ・・・。負けた野球部員たちに「お前らが応援に来てくれなかったから負けた」と言われたんですよね。もちろんそれは冗談で笑い話なんですが、応援に行ってたらホントに勝てたのかもなぁと思ったり、私たちの応援をそんなに心強く思ってくれてたんだと嬉しくなったりして、なんだか今でも鮮明に覚えています。
「野球応援かコンテストか」というネット住民の賛否の声を流し読みして、遠い青春の日々を思い出していたのでした。
さて、第13回南九州小編成吹奏楽コンテストは大分県にて開催されるとのことで、これを踏まえて、吹奏楽連盟と高野連とががっちり連携して試合とコンクールが絶対にかぶらないようには・・・、できないですよね。。。すみません、勝手を申しました。
ではでは、あと書きが長くなりましたが、本日はOBになってから甲子園の応援を経験した遠軽高校出身、榊本がお送りしました。
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吹奏楽を柱とした音楽出版社として2008年に設立いたしました。 「フォスター」という単語には、育てる・育成するといった意味があり、日本の吹奏楽をもっと元気に楽しく発展させていきたいという思いをこめています。みなさまのブラバンコンシェルジュとして、様々な情報を発信していきます。